鉄道とは別のTV番組取材でも、やはりチンチェーロの郊外で
フォルクローレの演奏を撮影したことがあります。
(10月18日、19日のブログ参照 )
その時演奏をお願いしたのは、クスコをベースに活動し、
日本にも来たことがあるグループでした。
彼らには、フォルクローレの名曲
「El Condor Pasa コンドルは飛んでいく 」 を
演奏してもらいました。
Daniel Alomia Robles
ダニエル・アロミア・ロブレス (1871年ー1942年 )
ペルーの音楽家
1913年、ダニエル・アロミア・ロブレスは、
インカ帝国皇帝の後裔 (こうえい ) トゥパク・アマルを
称える曲として、ペルーの伝承曲を元に、
「コンドルは飛んでいく 」 を作曲しました。
Tupac Amaru
トゥパク・アマル (1545年ー1572年 )
父はインカ帝国最後の皇帝 マンコ・インカ・ユパンキ
(10月9日のブログ参照 )
トゥパク・アマルもまた
理不尽な支配者スペイン人に対し蜂起しますが、
捕らえられ処刑されます。
父と同じ運命をたどったトゥパク・アマル ・・
先住民の間では、
死後コンドルに生まれ変わったと信じられています。
Oscar Valles
オスカル・バージェス (1924年ー2003年 )
アルゼンチンの歌手、作詞、作曲家
彼は 「コンドルは飛んでいく 」 にこんな歌詞を書いています。
『インカの心の中に一羽のコンドル ・・
悲しみに涙し飛んでいく 』
1970年、アメリカのデュオ
『Simon & Garfunkel サイモンとガーファンクル 』 は、
まったく新しい歌詞を付け、この曲を世界的にヒットさせました。
アンデスで聴く生の 「コンドルは飛んでいく 」 は感動的でした。
また、
メロディに合わせた女性たちのしなやかな動きも魅力的でした。
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