霊峰大峯山への参道 ・・・
洞川温泉 は、
行者たちの宿場町として
発展してきました。
洞川温泉の宿には、
ある特徴が見られます。
それは、
大きな玄関 ・・・
そして、
参道に面した広い縁側 ・・・
日本独特の宗教観である
修験道 (ウィキペディア) ・・・
(温泉街にある行者装束の店)
時代が昭和になると、
公共交通網が広がり、
修験道にチャレンジする
人が増えました。
さらに戦後、心の解放、癒しとして、
修験道体験はブームになりました。
(遠くに大峯山が見える)
洞川温泉から登山口までは約1時間。
そこから山頂までは約3時間です。
行者は、
早朝に宿を発ち夕刻に戻ります。
日暮れ前、
一斉に山から戻ってくる行者たちは、
縁側で草鞋を脱ぎ、足を洗い、
装束を解きました。
洞川温泉に、あふれるほど
行者が押し寄せた時代に、
大きな玄関と
広い縁側が生まれたそうです。
旅のかたちが変わり、
縁側は役目を終えました。
いまは洞川温泉のシンボルとして、
旅人の目を楽しませています。
『心を揺さぶる最期の質問
21歳特攻兵士が後輩に遺した教え』
切ないですね。
JFK-World