「ラノ ララク 」 から続く平原に美しいカルデラ湖があります。
絶海の孤島 = イースター島の貴重な淡水の供給源です。
(12月 4日のブログ参照 )
カルデラ湖には 『葦 』 が群生しています。
この 『葦 』 が、イースター島と南アメリカ大陸との関連性を
唱える学説の根拠のひとつになっています。
(2008年 6月 9日のブログ参照 )
つまり、
イースター島へは南アメリカ大陸から人が渡ってきたという説です。
しかし、近年の放射性炭素年代測定により、
『葦 』 は 3万年以上前から生えていることがわかってきました。
カルデラ湖の周りには、
多くの放置されたモアイを見ることが出来ます。
(写真の右上の方 )
これらのモアイは、
製作の過程で石質の不具合が見つかるなどの理由により、
途中で遺棄されたものではないかと推測されています。
モアイの墓場 ・・ といった場所なのでしょうか ・・
それに対して、
「ラノ ララク 」 に近い場所に放置されたモアイは、
どこかに運ぶ途中のもの ・・
つまり、何かの理由で運ぶことを中止した
モアイではないかといわれています。
では、見るからに製作途中のモアイは何なのか ・・
いまのところ納得できる答えは見つかっていません。
一体のモアイづくりには 5~ 6人の男性が関わり、
完成までにおよそ 1年を要したと考えられています。
いくつかのグループが、
同時に違ったかたちのモアイづくりに関わっていたそうです。
また、イースター島には鉄器の文化がなく、
モアイは、玄武岩などの硬い石斧を使ってつくられました。
見れば見るほど様々な疑問が沸いてくるモアイ ・・
最近、さらに大きなモアイが発掘され、新たな謎を生んでいます。
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