Ahu Tongariki
アフ トンガリキ
『Ahu アフ 』 とは、モアイが立つ台座のことです。
(12月 3日のブログ参照 )
島の東部 ・・ 「ラノ ララク 」 の近くの海岸沿い ・・
(12月 4日のブログ参照 )
トンガリキのアフはイースター島で最大 ・・
その全長はおよそ 100メートルです。
この場所には、
イースター島で最も大きな村落があったと考えられています。
トンガリキのモアイも他の場所のモアイと同様に、
「フリ モアイ (モアイ倒し戦争 ) 」 によって倒され
傷つけられていました。
注: 「フリ モアイ 」 については追って紹介
さらに、1960年にチリ地震が引き起こした津波によって、
モアイは内陸へと押し流されていました。
注: このチリ津波は日本にも大きな被害を及ぼした
いま、整然とアフの上に並ぶ 15体のモアイ ・・
その陰には、ある日本企業の支援があります。
1992年から 1996年にかけて、
日本の建設用クレーンの最大手 『タダノ 』 が、
モアイ修復支援に乗り出しました。
タダノは、大型クレーンと技術者を無償で提供 ・・
さらに、日本の考古学者 (4人 ) も参画し、
「アフ トンガリキ 」 のモアイ修復プロジェクトが遂行されました。
プロジェクト終了後 タダノから寄贈されたクレーンは、
いまもイースター島のどこかで、
モアイ修復のために活躍しているはずです。
モアイには、どこか手を差し伸べたくなる愛着を感じます。
モアイの表情は、
『ありがとう 』 と言っているようにも見えます。
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