JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

天国にいちばん近い島

2011年08月22日 | 南太平洋

1966年、 小説 「天国にいちばん近い島 」 が出版され、
ベストセラーとなりました。



著者は 森村 桂 (もりむら かつら 1940年ー2004年 )



複数の雑誌出版社に就職するも早々に退職した彼女は、
1964年、ニューカレドニアに自分探しの旅に出かけます。



「天国にいちばん近い島 」 は、
その時の体験を題材にした小説です。



1984年には、大林 宣彦 監督で映画化されました。

厳密にいえば、
舞台となったのはニューカレドニアの 『ウベア島 』 です。



しかし、一般的には、
『天国にいちばん近い島 = ニューカレドニア 』 として
認知されるようになりました。



小説 「天国にいちばん近い島 」 が出版された1966年といえば、
日本に 『海外旅行 』 という言葉がようやく浸透し始めた頃です。
現在のように、誰でもが気軽に海外へ ・・
という感覚とは程遠い時代でした。



そんな時代の日本人には、南太平洋の島々はすべて楽園であり、
「天国にいちばん近い島 」 と思えたのではないでしょうか ・・
たとえば、ハワイがそうであったように ・・



イルデパンの真っ白な 『クト ビーチ』 で遊ぶ子供たち ・・
(8月 21日のブログ参照 )



ヤシの木陰で過ごす親たちに、
子供たちの幸せに満ちたはしゃぎ声が聞こえてきます。



寄せては引く白浜の波音のように、
心地よい時間が流れていきます。



イルデパンもまた 「天国にいちばん近い島 」 ・・
喧騒や焦燥感とはまったく無縁の島です。

jfk-world











コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Isle of Pines イルデパン | トップ | Kunyie クニエ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

南太平洋」カテゴリの最新記事