東側の回廊のレリーフは、ヒンズー教の天地創造神話
「乳海攪拌 (にゅうかいかくはん) 」 です。
不老不死の薬 「アムリタ」 を作り出すために、
ヴィシュヌ神の見守る中、
神々と阿修羅が大蛇の体を引き合いながら協力して大海を攪拌・・
海が乳状になるまで、1000年をかけて攪拌するという
これもまた壮大な神話です。
1000年に及ぶ攪拌の過程で、
太陽や月をはじめとするヒンズー教世界を形成する
様々なものが生み出されます。
最後に生み出された不老不死の薬 「アムリタ」 は、
一度は阿修羅のものとなりますが、
ヴィシュヌ神がこれを奪い返し神々に分け与えます。
これにより、神々は永遠の命を得るというお話です。
回廊のレリーフは物語絵巻なのです。
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