ホノカアから北西へ ・・・
「Waipio Valley ワイピオ渓谷 」
さらに北へと続く断崖 ・・・
渓谷には、太平洋から打ち寄せる白波と、
黒砂の浜 ・・・
ハワイ語の 「Waipio ワイピオ 」 は、
『蛇行する小川 』 を意味します。
それは、雨が降ると海に注ぐ無数の小川のことでしょう。
古代より人々が暮らした渓谷は、
(1300年代にはここを支配した王が存在 )
聖地として崇められてきました。
(いまもネイティブハワイアンにとっては重要な聖地 )
幼少期のカメハメハ大王も
ここに暮らしたといわれています。
約300メートル下の渓谷へは、
四輪駆動のクルマか徒歩でしか行くことが出来ません。
以前、この渓谷を撮影・取材したことがありますが、
そこは、タロイモ畑が広がる
神聖で静謐な空気に満ちた場所でした。
(2012年2月12日、13日のブログ参照 )
1946年、ハワイ島を襲ったアリューシャン津波は、
ワイピオ渓谷に甚大な被害をもたらしました。
多くの神殿や墳墓などが破壊されました。
この時の様子は、
ヒロにある 『太平洋津波博物館 』 で知ることが出来ます。
(アロハショップ 「シグ・ゼーン 」 の隣り
3月13日のブログ参照 )
ワイピオ渓谷には現在およそ100人が、
ハワイに伝わる
伝統的なしきたりを尊重しながら暮らしています。
ハワイ諸島に残る歴史ある聖地のひとつです。
jfk-world