深井カウンセリングルーム

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安心ホルモン・セロトニン・克服例

2024-04-12 02:41:02 | 日記

セロトニンの分泌促進

セロトニンとは脳内で働く神経伝達物質のひとつで

感情や気分のコントロール・精神の安定に深く

関わっている。別名[安心ホルモン]とも呼ばれ、

イライラする気持ちを抑制する効果がある。

不足すると[うつ病]を発症する可能性がある。

さらに睡眠を促す[メラトニン]を分泌するための

原料でもあるので、不眠症の方は、このセロトニン

の分泌を促進させることで良質な睡眠を取り入れる

ことができるかもしれない。では、セロトニンの

分泌を促進するには、どうすればいいか?

 

まず第一に、セロトニンの原料となる[トリプトファン]

というアミノ酸がタンパク質に多く含まれているので、

肉・魚・卵・乳製品・大豆・バナナ等は積極的に摂取

するのが良い。また、タンパク質合成に必要なビタミンC

・ビタミンB6・鉄分も同時に摂取するのが望ましいので、

主食として白米より雑穀米にそれらが多く含まれているので、

是非[十五穀米]等に変更するのもベストである。

 

第二にセロトニンの分泌は、太陽の光や運動で増加するので、

毎朝、散歩やジョギングをするのも良い。

さらに一定のリズムの日常生活をすることで、中枢神経系を

刺激することでセロトニンの分泌に繋がると言われている。

例えば、毎食後歯磨きをしたり、ガムを噛んだりすることである。

 

第三に意識的に脳を活性化させることで、セロトニンを増やす

こともできる。例えば、美味しいものを食べたり、感動的な

ドラマや映画を観るのも良い。

克服例

Sさん、29歳、男性

Sさんは、公務員になって9年間、ひたすら

事務処理や書類整理など真面目に取り組んで

こられたのですが、上司からのパワーハラスメント

をはじめ、周囲の人間関係に悩み「自分の人生

はこのままでいいのか?」「何のために公務員に

なったのか?」「全く人の役に立ててない。」と

自暴自棄になり、当カウンセリングルームへ相談

にこられました。

初回からの数回は、夢中で会話され、こちらは90分

ひたすら拝聴しました。

回を重ねるうちに、会話が途切れるようになり、間隔

が生まれてきました。

これは「良い兆候」と判断し、Sさんに「安心ホルモン」

である「セロトニン」の話をしたところ、かなり熱心に

耳を傾けられ「今まで、そのようなホルモンの名前すら

聞いたことがなく、目から鱗が落ちた感じです。

早速、明日の朝から太陽の光を浴びて、卵や牛乳などの

タンパク質を摂取します。また、キシリトールのガムが

好きなので積極的に噛むようにします。」

と話されました。

それから、1ヶ月後のカウンセリングの日に、Sさんは

「毎朝散歩をして、食事に魚・卵・大豆などのタンパク質

を摂取していると、最近よく眠れるようになり、イライラ

する回数がかなり減りました。すると、前向きな気持ちに

なり、仕事へ行くことが億劫でなくなりました。」

と話されました。

 

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大阪府堺市で有名な行動心理士・メンタル心理カウンセラーの資格を持つカウンセラーによる実績26年のカウンセリングルーム

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パニック障害(深井カウンセリング)

2024-04-06 00:46:45 | 日記

パニック障害の特徴と対処法

パニック障害とは、突然前触れもなく、動機・

息苦しさ・めまいなどの症状が出現する

パニック発作を繰り返し、同時に「何か重大な

病気ではないか」「死ぬんじゃないか」

「自分がコントロールできない」という

恐怖を伴うことがある。

さらに、「またあの発作が起きたらどうしよう」

という強い「予期不安」が特徴で、100人中

1~2人にみられると言われている。

以前は不安神経症と言われていたが、1980年に

米国精神医学会で独立した疾患として認定される。

原因は、現在明らかではないがパニック発作は

自律神経を調節する間脳の視床下部、予期不安

は、感情の動きを司る扁桃体を中心とした

大脳辺縁系、そして広場恐怖(電車・バス・渋滞中

の車中を避けるようになるため、一人での外出が

困難となり学校や会社に行けなくなること。)に

よる逃避行動は前頭葉が関係していると言われている。

さらに、これらの重要機能をうまくコントロールして

くれるのが、脳内の神経伝達物質であるセロトニン

ノルアドレナリン・GABA・グルタミン酸である。

また、パニック障害を発症された人の中には発症前の

数ヶ月に強いストレスのかかるエピソードを経験した

人が多いのも事実である。

パニック障害の治療は、薬物療法もあるが副作用や

薬物依存などマイナス面も多いのも事実である。

ではどうすればよいか。

まず、不安や恐怖を頭の中で色々悪いことを想像

することで不安を募らせてしまう傾向がある。

そこで、過去や未来を考えずに常に「今」を意識

する訓練が必要になる。

具体的にはウオーキング・腹式呼吸・ヨガなどで

自律神経を調節していく方法である。

あるいは、趣味や何かを目指すなど神経を他に

集中させ、没頭するにも手段の1つである。

克服例

当カウンセリングルームの系列の予備校である

深井進学公務員ゼミナールの生徒のTさん(25歳

女性)は、4年生の大学を卒業後、銀行に就職し

融資係を担当していました。

楽しかった大学生活とは違い、仕事も難しく人間

関係の構築にも疲弊し、入行後6ヶ月ぐらいで

かなりストレスが溜まってきました。

そんなある日、大型融資の担当となり融資金額の

実行の段階でミスをしてしまい、上司からかなり

叱責されました。

Tさんはその件を機に、パニック障害を発症し

銀行を1年足らずで退職しました。

それから2年間は家にひきこもり、ご両親が

心配されて当カウンセリングルームへ相談に

来られました。

Tさんは「仕事はしたい」「誰かの役に立ちたい」

「社会とつながりたい」という気持ちは強かった

ので、当カウンセリングルームの系列の予備校

深井進学公務員ゼミナールへ入会されました。

Tさんが目指したのは、地方上級公務員試験で

科目は一般教養と専門科目とかなり多かった

のですが、まるで「水を得た魚」の如く、授業は

無欠席・宿題提出は期限内・到達度確認テストは

合格点を維持し、結果は無事に合格しました。

Tさんは、予備校での1年間は一心不乱に

目の前の勉強だけに集中できたのでパニック発作

を起こすことは無かったそうです。

パニック障害の対処法に「何かに没頭して神経を他

に集中させる。」があり、Tさんの克服例はまさに

これに相当します。

 

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