秋田おもと高齢者大学 3月学習会 ①
講話題:「藤田嗣治の壁画について」
講 師: 財団法人 平野政吉美術館
学芸係長 原田久美子 氏
1936年(昭和11年)秋田市の資産家(大地主)・平野政吉が藤田作品を展覧するため、美術館建設計画を打ち出した。「詩の国秋田に壁画時代を現出させよう」と秋田で壁画を制作することを表明した。「歴史的秋田の意味を探求して凡ゆる風俗を盛り、現代に生かしてみたい」と構想した。
・日吉(ひえ)八幡神社の山王祭り
・太平山三吉神社の梵天奉納
・外町の年中行事・竿燈
・秋田の冬の暮らし
・油井、馬橇(ばそり)の上の米俵、木材、酒樽が秋田の産業を表している。
壁画≪秋田の行事≫縦3.65m横20.5m (クリックで拡大)
1937年藤田嗣治 51歳 平野家の米蔵の中で壁画≪秋田の行事≫を作成した。
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藤田嗣治の旅 中南米のエネルギーとコスモロジー
2012.6.17まで 秋田市千秋明徳町 平野政吉美術館にて (月曜日休館)
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