船橋市の糖尿病教室

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血糖変動に対するSGLT2阻害薬カナグリフロジンとDPP-4阻害薬テネリグリプチンの併用の好ましい効果:非盲検、前向き、無作為化、並行群間比較試験(CALMER研究)

2019-09-08 16:26:41 | 日記

血糖変動に対するSGLT2阻害薬カナグリフロジンとDPP-4阻害薬テネリグリプチンの併用の好ましい効果:非盲検、前向き、無作為化、並行群間比較試験(CALMER研究)。


Favorable effect of the SGLT2 inhibitor canagliflozin plus the DPP-4 inhibitor teneligliptin in combination on glycemic fluctuation: An open-label, prospective, randomized, parallel-group comparison trial (the CALMER study).


Diabetes Obes Metab. 2019 Sep 4.


この多施設、前向き、無作為化、非盲検、盲検エンドポイント、並行群、短期(4〜5週間)対照試験は、血糖変動(MAGE)の平均振幅における低下効果の優位性を調査するために実施されました。 SGLT2阻害薬単剤療法と比較したDPP-4阻害薬とSGLT2阻害薬の併用の食事耐性試験(MTT)。テネリグリプチン(20 mg/日)を服用していた2型糖尿病の99人の患者を、以下の2つのグループのいずれかにランダム化しました:100mg/日のカナグリフロジンへの切り替え(SWITCHグループ)または100mg/日のカナグリフロジンの追加(COMBグループ)。COMBグループのMAGEは、SWITCHグループのMAGEと比較して有意に減少しました(COMB、117.5±39.8から92.2±28.0 mg/dL; SWITCH、110.7±29.8から104.2±27.6mg/dL、p<0.01)。両方のグループでMTT中に平均血中グルコースは有意に減少しましたが、その減少の程度はCOMBグループで有意に大きいものでした(COMB、142.3±8.728.7から119.5±25.1mg/dL; SWITCH、146.4±25.5から135.5±22.4mg/dL 、p<0.01)。SGLT2阻害薬とDPP-4阻害薬を組み合わせることにより、SGLT2阻害薬単独療法と比較して血糖変動が大幅に減少しました。



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