昔、彼が中学生(45年前)だった頃の不思議な縁・出会い。
当時、彼は病弱だった。幼い時からの長い闘病生活続く。
初めての出会いは、
私が35歳、彼が14歳の時の阪大病院だった。
医者と相談して話し合って・・・
家族と話し合って何んとかしたいの思いで・・・
私の取り組みが始まった。
医学の専門知識なしで、ただ彼と共に苦しみもがいてでも
みんなの力で、心からの体当たりで彼の病を克服したかった。
医師の万全の応援で全力投球に入った。
成長段階を利用して必死のかかわりで・・・
医師の願いが少しづつ生かされ・・・スゴイ事!
病院から抜け出して、みんなと学べるレベルになって来た。
高校を出て製図の仕事で初めてもらった給料でお酒1っ本買って
お父さんと一緒に私の家に「生まれて初めて働いたお金で買った
お酒を一番に僕を助けてくれた先生にプレゼントしたかった」と
持ってきてくれたことは、40年過ぎた今でも忘れない。
ものすごく嬉しかった。
職場での出会いで福島県から大阪に来ていた彼女と結婚した。
夢のようだった結婚式。奇跡は続く・・・
男の子と女の子に恵まれ今は立派に大きくなって
家族4人とおばあちゃんの幸せな家庭だった。
3か月前、鍼灸院で久しぶりにおばあさんに顔を合わせた。
すぐに本人から元気な声で電話かかって来て・・・
長時間話したのに・・・会いたいと思いつつ・・・
10月末から不整脈、心臓悪化、透析、血小板も悪くなり・・・
59歳で命を閉じた。
来春の還暦同窓会の前に・・・残念。
頑張って生きた人生、奥さん・子どもたちの支えも大きかったが
病気を乗り越えて生きた人生。
皆で作り上げた幸せな家庭を彼の思い出を大事に
いつまでも守ってほしいと願う。