こんにちは野口です
13日は、『いぶすき菜の花マラソン』に参加してきました。
約2万人のランナーが集まるこの大会は今回で2回目になり、コースは高低差100メートルの難コース。
前回は4時間12分28秒、フルマラソンでの自己ベストtimeでゴール。
部門順位も2387人中24位と、我ながら満足いく結果を出せたレースでした。
前日は、午後から有給をいただき鹿児島市内のホテルに前泊。
当日朝は、早朝4時起床で会場となる指宿へ向かいました。
指宿に着く頃には既に外は雨。
電車の中にいるランナーさん達からも、不安の声が聞こえてきました。
これは、過酷なレースになるな・・・。
外が雨の為、会場の体育館の中は人・人・人で溢れかえっていました。
9時スタートの30分前までには整列。
30分間はただ立ったまま雨にうたれ、号砲がなる頃にはもう全身ずぶ濡れでスタート!!
スタートからゴールまで、ずっと雨は降り続きました。
楽なフルマラソンなんてないけど、こんなに辛く過酷なレースは初めてでした。
20km地点を過ぎたあたりからは、足がふやけて足の裏に水ぶくれができ、気温もぐんと下がり、更に雨も風も強くなりました。
手がかじかんで、補食に持参していたジェルのフタすらうまくあけられない。
エイドで給水しようとも、これ以上体温を下げるのもこわかった。
周りでは、リタイヤしようと収容バスを探す人、救急車や救護車も何台か通過していきました。
後の情報によると、途中棄権者は過去最高、低体温症で18人が救急車で搬送されたそうです。
もう後半は記録?・・・それどころじゃない。
ただただゴールだけを目指して、足の痛みと、大雨と、足を止めたら死んでしまいそうなくらいの寒さの中、とにかくただ前だけを向いて走りました。
辛くて辛くてたまらなかったけど、スタートするときに、絶対またここに戻ってくるって自分の中で誓ったから。
前回よりも随分記録を落としましたが、
4時間37分27秒。
先が見えないほど辛かった42.195kmの旅が終わりました。
結果
部門順位2514人中46位。
ゴールしてからは、感動は後回しで少しでも温かい場所へと。
口元をガタガタさせながら震えあがっていました。
(この全身の震えは約2時間半、鹿児島中央駅に着くまで続きました。)
レース中、ずっと気になっていた足の裏を見てみると・・・
大きな水ぶくれ。
脱いだくつ下をまたはくことができないくらい痛かった。
よくこの足で走ったな・・・笑
その日は新幹線を途中下車して、実家に帰りました
菜の花マラソンを振り返りながら、お土産に買ってきたさつま揚げをいただきました
あんなに辛かったはずなのに、振り返ってみればどんな場面もいい思い出です
今回はさすがに心が折れそうになったけど、やっぱり終わってみて改めて思うことは、
最後まで自分を信じて諦めないで良かったってこと。
そして、あんな悪天候の中、ずっと沿道で応援してくださった沢山の方々、
ボランティアスタッフの方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
最悪なコンディションの中、完走できた自分にまた自信がつきました
一歩前進