冬のなかにも春がある
さまざまな春のきざしがある
まばゆい春への憧れがある
冬の景色のなかでは
飛びかうカモメを見るのが好きだ
海辺や川岸で見るカモメの飛翔
カモメの清楚な飛翔には
優しい春のイメージがある
冬の戸外で裸木を眺める
裸木にも未来への意志がある
こぶしや桜の梢では
無数の冬芽が
春を準備している
どんなに寒い風が吹く日でも
ときどきふりそそぐ太陽の光
戸外を歩きながら
ぼくは想う
春の花 春の光を
冬のなかにも春がある
さまざまな春のきざしがある
まばゆい春への憧れがある
”冬のなかにも春がある・さまざまな春のきざしがある・無数の冬芽が・春を準備している”と詩の一節をコタツの中で 思い起こしました。どんな寒い風が吹く日でも・・・と
春待つ美しい詩で夢や希望、憧れがふくらみます。素晴らしい 詩と思います。