模型そぞろあるき

模型店に行ったり模型を作ったりつぶやいたり思うさまフラフラするブログです。

アッガイ!アッガイ!

2005年08月06日 | 日記・エッセイ・コラム
かつて?ンダイから144,100の両スケールで売り出されたときには唖然としましたよ。
アレレ?って感じ。

当時の製品群は、雑誌作例からくる改造熱に浮かされたファンの熱意があったからこそ支えられていたと言ってもいいくらいの完成度でした。
ここら辺、察してね。
ひょっとして、雑誌・TV・プラモデルのメディアミックスとしては元祖だったりして。

初発の144版を踏み台にして、さあ100版の発売だ。
この当時は1作ごとにギミックやプロポーションに改良が加えられ、結構期待感が持てたんです。
ま、ハズレもなかったとは言いませんけどね。

144版は完成写真からしてタコっぽくて画面のイメージからはかけ離れていたものね。
そこを踏まえての100版とくれば期待するなって方が酷でしょ?

で・・・・・・。
モノの見事に打ちのめされた、と。

旧100版はビミョーにヒーロー体型になってまして、
あの丸っこくて愛くるしい、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんがその人生で初めてゆっくりと立ち上がった感じ!
が・・・薄ーーーくなってます。

顔も全く違う、といえないところがむず痒かったっけ。
ショボーンです。
(その後、改造しようと切り刻んだモノを、ゴミとカン違いされて捨てられますた・・・)


あれから10年以上がたち、何と!MG版アッガイの発売です。
完成写真の御尊顔を見れば見るほど、劇中のアッガイによく似ています!
プロポーションは、よくぞここまでやってくれたと大絶賛しまくりでございますですます。

ギミックは格段に進歩し、腕の伸縮はもちろん、ヒジ関節の存在(!)やツメの飛び出し機構、胴体内部のフレームの再現度の高さ、体育座りのできる可動範囲の高さなどに目がいきます。

しかし何と言っても私一番のサプライズはモノアイカバーにあります。
あんな複雑な形に透明パーツを成形してくれるなんて・・・。

一昔前、ガンプラに透明パーツは付属しないのが当たり前、の時代がありました。
ううっ、旧144版ガンタンクのキャノピーを絞ろうとして失敗しますた・・・等その他etc。
それらを振り返れば、まさに隔世の感があります。


ほんとにデキのイイ好キットです。
未見の方は、ぜひ一回手にとってご覧ください。
いえいえ、無理にとは申しません、
申しませんが、
価値ある一品ですゾ。






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