初めて作った模型ってやっぱり戦車かな。
お年玉もらって初詣の神社の出店で買ったリモコン戦車。たしか自衛隊のなんとか式。田舎だったしおもちゃなんてめったに買えなかったから、宝物のように家に持ち帰ったね、思えば帰り道が一番楽しかったんじゃないかな。
家に着くとさっそく作り始まったんだけど、部品は合わないは、接着剤は鼻が曲がりそうにクサい上に全然くっつかないは、と散々だったね。ホント、ガタガタでも動いてくれていたら、わずかな満足感でもあったなら、ここまで模型にハマることはなかったと思う。
そのせいで負けず嫌いだった自分はウジウジ悩みつつも、いつかまともなのを作ってやる、と堅く心に誓っちゃったんだよな~。(sigh)お年玉などは親に取り上げられる時代だったので、リベンジの機会は高校生になってからだった。そう、ガンダムだ。
あれにはハマったね、300円のザクを切った張ったパテ盛りだのして、イメージに合ったものにしていくのを覚えた。塗装は筆だったけどそこでの失敗が現在に生きている。模型仲間が一番多く身近にいた時代だったな。作りもしない模型を買うことを覚えちゃったのもこの頃。今も続いている悪癖だね。今も昔も買う方が得意だよ。
自分の下手さ加減にようやく気がついて、しばらく模型誌だけ買う日々が続いた。さすが専門誌、模型のできが全然違う。塗装をどうしたら真似できるかとか、手を動かしもしないで悩んでばかりいたね。箱が減らないわけさ。この時期はホントにもったいない時間をすごしていたと思う。今と違って何事にも多少無理がきいたのに。もしあの頃に戻れたらバンッバン作りまくりたいね。
ホント、グチばっかりだね、自分。反省。
さて、思い出のガンダムは初代。ベストメカコレクションと銘打たれたシリーズもので、ガンダム一本ではなかった。ライディーンや戦隊ものの巨大ロボもラインナップされていた。それまで金欠で模型店に足を運ばなかったのになぜガンプラの発売を知ったのかというと、得意そうに友人が話題を振ってきたことからだ。その話題とはあのHOBBYJAPANだった。模型雑誌に「大地に立つ!!」の情景が載ってるぜ、というのだ。(書店では品切れで見れませんでした。)皆一斉に模型店でガンプラ争奪を始めましたとさ。
なんとか300円を用意し、当時市内に3件あった模型店のうちご近所のつ??屋で初代をゲット。「ひじ、ひざが曲がるじゃん、これ」と手にした時の感激を覚えている。箱が小さかったので家人には悟られず帰宅成功。勉強と偽り深夜に作業。工具はツメ切りとカッターのみ。水ペーパー?なにそれ。こんな感じだった。接着剤は同梱。ちとタレ目だがプロポーションはイメージに近い。劇中の躍動感をスネの曲線で表現しているようで、ゾクゾクしながら組んでいった。模型とはなんと魅力あるものなのだろう、自分の手に取って見られるなんて、凄いことだ。感激とはこのとき感じたことを指すのだろう。(自分の中では未だ光を失っていないね。)
さて、塗装段階に突入。(現在でもここが最難関だ。)色彩音痴の自分、よかったな、ガンダムは原色の白・黄・赤・青だ。悩むことはないぞ。水彩絵の具しかないけど塗っちゃえ!。塗れました。人間、気合い?
できあがったモノは今の目から見るとアレですが、確かにやり遂げた、という成就感でいっぱいに満たしてくれました。古傷を癒した自分のプラモ道はここで終わるはずでした。
それが、翌月の書店で見たアノ作例、144のアッガイを見て、また火がついちゃったんだ・・・。人生何があるかわかんないよね。
ま、いろいろあったけど現在飛行機にハマってます。よかったらユルユルと、おつきあいのほどを。
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