久しぶりに邦画を観ました。
本屋大賞にも選ばれたことがある宮下奈都の羊の鋼の森。
この映画版を観ました。
原作は昔読んだことがあって、ブログにもレビューを掲載しました。
原作の内容はほとんど忘れていたのですが、
ブログの内容を観て映画版の感想とほとんど違いはないことに気づきました(笑)
とりあえず、簡単にあらすじと感想をお伝えしたいと思います。
■あらすじ
主人公の外村(山崎賢人)は、高校生の時に偶然学校へやってきた調律師と出会います。
このことがきっかけになり、彼は調律師になるべく北海道から東京へ。
調律師の専門学校へ通うことになります。
2年の勉強が終わり、地元の楽器店へ就職。
先輩・柳(鈴木亮平)に付きながら様々なお宅でピアノの調律技術を学んでいくこととなるのでした。
その中には双子の姉妹がいる家庭やジャズバー?のお店など様々。
お客さんや先輩上司と関わり合いながら、外村が少しずつ成長していく物語です。
■感想
邦画はかなり久々に観ました。
最近、クレヨンしんちゃんばかり観ていた気がします(笑)
そのせいか、淡々と流れていく物語にちょっと退屈さも感じてしまいましたが、
内容としてはとても美しい原作の世界観を表現されていてとても良かったと思います。
原作を読んだ時に、
私はどうやら故郷である御殿場のことを強く感じたらしいのですが、
映画版を観ても御殿場のことを強く感じました。
主人公の外村は北海道の山奥で家族と共に暮らしていたのですが、
木々に囲まれた家で生活していたようです。
初めてピアノの調律現場に出くわした時、
家の周りの木々の中に身を置くような感じを味わいます。
また、仕事が上手くいかずにいる時、
彼が育った自然の中に身を置くことで、再び前を向いて歩けるようになります。
この森が出てくるシーンが、すごく故郷を思い出させるんですよね…。
私も山の中で暮らしていたから、
たまに山に帰りたいというハイジのような現象に襲われます。
絵を描くときも、何か悩んでいる時も、
家の周りにあった森の情景を心に浮かべます。
だから、映画版は妙にすとんとくるものがあったんですよね。
確か原作ではもっと先輩や上司の方との関りも強かったような気がしたのですが、
映画版では必要最低限に留めているという感じ。
原作版をほとんど忘れているけれど、
なんかもっとエピソードあったような気がしました。
間違っているかも(笑)
その分、双子の姉妹との関係性にスポットが当たっている感じでしょうか。
双子の姉妹は上白石萌音さんと萌歌さん姉妹が演じているのですが、
これが映画での初めての共演らしいですね~。
リアルな姉妹が演じるからリアルかなと思います。
姉妹との関係性や、自分のやりたいことが何か悩む気持ちなどが物語では描かれています。
兄妹がいたら、分かる部分もあるのではないでしょうか。
観ていて、私は上白石萌歌さんのキラキラした目が印象に残りました。
お姉ちゃんが柳さんの結婚式でピアノを弾くこととなって、
その様子を観て自分のやりたいことを見つけたシーンがとても印象的です。
本当にキラキラしていて、若いっていいな~と思っちゃいました。
双子の成長ももちろんですが、主人公の成長っぷりも見どころの一つ。
真面目な男の子が、コツコツと仕事をこなして自分の技術を磨いていく内容が、
耳をすませばの天沢誠二君みたいで素敵です(笑)
山崎賢人さんの出演している作品って初めて観たと思うのですが、
現実的にこんな青年だったら、めっちゃ可愛がられそう。
まだまだ書きたいこともあるけれど、
長くなってきたので、ここらへんで。
気になる方はぜひチェックしてくださいね~
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