先日、この世界の片隅にという映画をテレビで観ました。
数年前に公開された映画ですが、
ずっと観たいと思っていた作品です。
主役の声は能年玲奈さんこと のんさんが務めていることでも知られていますよね。
広島・呉を舞台にした戦時中の物語です。
一人の少女にスポットを当てて物語は進んでいくのですが、
ファンタジックな面もあり、シリアスな面もあり、
観終わった後、ずっと泣いてしまいました。
●あらすじ
主人公の浦野すずは三人兄弟で、兄と妹に挟まれた真ん中っこです。
海苔梳きのお仕事をしている家で育ち、絵を描くことが大好きな少女でした。
少女時代はあっという間に過ぎて、すずも結婚に適した年齢に達した時、
ある日、縁談がやってきて、生まれ育った広島から呉へと嫁ぐことになります。
呉での生活は慣れないことも多くありましたが、
周作という旦那さんと義理の両親と仲良く暮らしていました。
なぜか周作の姉とその娘とも一緒に暮らすようになり、
また、戦争も過熱し配給の食材も少なくなるなど環境の変化も大きくなっていきました。
そんな広島で、明るく仲良く生活をしていたすずの日常を私たちは見守ることになります。
●感想
ネタバレはなしでお話します。
すずは良い感じでのほほんとしていて好きです。
周りの人ものんびりしているすずのことを理解してくれているので、
あったかい感じに物語は進んでいきます。
突然に嫁入りした先でも、可愛がられます。
でも、ハゲができてしまったりするので、
のほほんとしているすずも結婚して慣れない環境での
気苦労は多いのだな~と実感する場面もありました。
戦争中の広島ということで、いろいろな出来事が起こります。
特に呉は造船の街とも言われていますよね。
すずの夫・周作も海軍に勤めているので、いろいろな変化があります。
戦争というものの非情さはこの平穏なすずの日常にも影響を与えて、
そして、ある日大きな出来事も与えます。
とにかく、最後は本当に心に刺さりました。
どうすずが日常を戻していくのか、戻れるのかが気になりました。
物語が終わった後も、その後続いて行くような感じで終わるので、
すずの祖先がこの世界にいるのかなという感覚にも陥りました。
戦争ものですが、見やすい作品だと思います。
そして、観た人の心には必ず何か突き刺さるものを残す作品かなと感じました。
かなりおすすめです。
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