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今週の週めくりカレンダー
ひらめきは、考え続ける者だけにやってくる
Inspiration comes through deep reflection.
発明はすべて、苦しまぎれの智恵だ。
アイデアは、苦しんでいる人のみに与えられている特典である。 (本田宗一郎)
本田宗一郎
1906年(明治39年)- 1991年(平成3年)
日本の実業家、技術者。本田技研工業の創業者。位階は正三位。
日本の産業史に名を残す本田宗一郎氏の言葉にあれこれ付け加えても栓がありませんので、今日は、ウィキペディアに記された氏のエピソードの中から、3つ選んで紹介させて頂きます。
松阪市で開かれたある会議に参加した本田は、管理職の1人が松阪牛の料理店・和田金での昼食を提案したところ、「(会議の参加者)50人も一緒に食事できる部屋はあるのか」と問い、一部管理職以外の参加者が弁当を食べることを知ると、「じゃあ、おれも弁当にする」と即答した。
社員から親しみを込めて「オヤジさん」と呼ばれていた氏らしいエピソードですね。
そんなオヤジさんも、部下が中途半端な仕事をした時は容赦なく怒鳴りつけ、工具で頭を殴ったりもしたそうで、、、
そうやって怒る時、「人はよく、かわいいからこそ怒るなんて言うが、おれはそうじゃない。そのときはほんとに憎たらしくなる。なぜなら、おれたちのつくる商品は人命にかかわるものなんだ。それをないがしろにする人間は絶対に許せない。」と言っていたそうです。
また、差別を「諸悪の根源」とし、差別を徹底して嫌っていたそうです。
何でも、子どもの頃に「家族の中でお風呂に入る順番が決まっている」ことに気付いたのがきっかけだそうで、曰く、「人種や家柄や学歴などで人間を判断することを、私は今日まで、徹底してやらなかった」と。
氏が、優れた経営者や技術者である前に、素晴らしい人格者であったことが良く分かりますね。
さて、振り返って今日の日本。。。
「正当な差別」なる文言を用いて、あたかも差別を容認するかの如く修正されたLGBT法案、
明確な物差しを示さないまま難民を拒まんとする入管難民法の改正、
そして、世界経済フォーラムによる「ジェンダーギャップ(男女格差)指数」では、過去最低の146カ国中125位に順位を落としました。。。
何のひらめきも無いまま多様性を失っていく今の日本の姿を見たら、氏から拳骨を喰らいそうな気がします。。。
本田宗一郎が生んだ世界の名車
スーパーカブ
我が家のカブ
(猫ですがニャにか、、、)
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