皆さん、おはようございます。
突然ですが日本の林業の話から、、、
山村の過疎化と高齢化、木材価格の低迷に加え、非常に危険な仕事だという事も手伝って、日本の林業の担い手は減り続けています。
因みに、50~60年かけて育てた杉の価格は一本1~1.5万円程度。作業中の事故率は全産業平均の12倍と飛びぬけて高く、1980年に14万6321人いた林業従事者は、2015年には4万7600人まで減少してしまっているそうです。
山の上の皆伐作業現場(あきる野市、舟子尾根にて)
伐採木を掴んで枝を切り落とすユンボアーム!。機械化も進んでいますが。。。(奥多摩町栃寄林道にて)
伐採作業はこんな急斜面で行われます。危険と隣り合わせであることが判りますね。(檜原村浅間尾根にて)
杉が切り倒される瞬間。物凄い音がします。
6年前から通っている奥多摩や奥武蔵、秩父の山の植林帯は比較的手入れが行き届いている方だと思いますが、枝打ちされずに荒れ果てた植林地を見かけることもしばしばです。
間伐や枝打ちをせずに放置された植林地では林床の微生物の働きが弱まり、落ち葉の分解が進まずに表土が流出して土が痩せ、やがて緑の砂漠と言われる状態となって土砂災害を引き起こす原因にもなってしまいます。
未だ幹周の細いヒノキの植林地。(檜原村鋸山林道にて)
里山の保全や山村の過疎化対策の為にも林業は無くてはならない産業でありますし、山歩きのアプローチやバリエーションルートに度々作業林道を使わせて頂いている身として、日本の林業の復活と活性化はとても身近な関心事です。
鹿食害防止のテープが巻かれ、すっきりと手入れの行き届いた植林帯です。(檜原村笹尾根にて)
そんな林業の未来に一筋の明るい光を照らしてくれているのが、東京都檜原村の(株)東京チェンソーズです!。
因みに檜原村は島嶼部を除いた東京都における唯一の村で、今年6月現在の人口は2,095人。奥多摩三山の大岳山、御前山、三頭山を結ぶ稜線に囲まれた林業と観光の村です。
(私は檜原村とは何の関係もないのですが、山歩きで一番お世話になっている場所ですので思い入れが強く、微力ながら「檜原サポーター」を自認しております。)
檜原村のマンホール。檜、払沢の滝、村の鳥の鶯、村の花の山吹がモチーフとなっています。
浅間尾根の皆伐帯からの檜原村の眺め。中央の谷間は北秋川、右の山が御前山です。
東京チェンソーズのことを知ったのは今年の2月、檜原村の名所の一つである払沢の滝に立ち寄った際に「山男のガチャ」を買ったのがきっかけでした。
男のガチャ(MADE IN TOKYO) です!。
檜原村に「山男のガチャ」なるものが誕生したことを耳にした時は、てっきり村の観光課が考えた観光土産かと思ったのですが、実際に買ってみたら、製造・販売元が(株)東京チェンソーズだった次第です。
これを買うためにわざわざ500円玉を用意していきました。
入っていたのは手作りのバードコールでした!。他にも何種類かのアイテムがあるようです。
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東京チェンソーズは、この男のガチャの他にも、手作り学習机イベントや木こり体験など、今までにない林業のあり方を目指して手探りで頑張っている会社です。
会社の発展と若い従業員の皆さんのこれからの活躍が楽しみです!。
(株)東京チェンソーズのHPはこちら ☞ 東京チェンソーズ
檜原村浅間尾根の皆伐帯から望む大岳山(右)と御前山。いい眺めですよね~。
バードコール
木に埋め込まれたネジを回すとキュキュっと小鳥の鳴き声ような音が出て野鳥を呼び寄せます。早速、山歩きに携帯しています。
さて、来週から山に行けるかな、、、
(最後までご覧頂き有難うございました。)