源平史蹟 やから様
-北九州市八幡西区上上津役3丁目-
1183年、都から落ちてこの地を通りかかった女性と乳母、幼児。
落人を追って来た源氏に幼児の泣き声を聴かれ、
討ち取られようとしたその時、女性は、夜泣きの児を持つ母の苦労を救わんと願かけ自害した。
この女性を哀れに思い冥福を祈ってこの「やから様」を祀った。
以来、この「やから様」に願をかけると夜泣きが治るとされているようです。
林の一角にあるこの祠は、
道路脇にありながら、そんなに存在を主張するでなく、
今までは気付ず通り過ぎた人も多かったのではないかと思います。
ところが現在、林のほとんどが切り拓かれ、この祠付近だけに木々が残っているだけ。
道路拡張のため、近い将来、この祠自体も此処にはないのかな、と思います。
この祠は、近くの涼天満宮境内、もしくは涼天満公園(行ったことありませんが)に移設されるのことになるのでしょうか・・・・・