学校をあきらめた日

小学校3年生の娘が、学校へ行かなくなりました。葛藤の日々。

あきらめたと思いつつも

2020-01-21 10:17:00 | 日記
こんにちは、かおこです。

学校をあきらめる、と言っても、やはり心のどこかで期待してしまいます。
やっぱり、行って欲しい。 

我が家は、学校の目の前。
学校のチャイム、放送、朝会、体育の様子、運動会の練習、全部聞こえます。
それが、私はとても好きでした。
校舎も、築数十年の古いもの。
備品や収納場所が木製だったり、壁の塗料がはげ落ちていたり、トイレもいまだに和式が多く、校舎も全体的に古ぼけた感じ。
でも、そんな学校が私は大好きなんです。
自分達の小学生時代と変わらない、懐かしい感じがして。
先生方、職員の方も親しみやすい方が多く、特に今年の担任の先生は私たちと同じワーキングマザー。母親の気持ちを良く分かって下さり、私よりも一回り以上若いと思うのですが、本当によく出来た方と感じています。
クラス替えもありましたが、他のクラスのお母さんから「ここのクラスはよくまとまってる感じだね」と言われました。
休んでいる娘のこともみんなが気にしてくれて、お手紙をくれたり連絡メモをきれいに書いてくれたり遊びに来てくれたりと、クラスメイトにも恵まれたと感じています。
私が良く知らないだけで、たまたま恵まれていただけなのかもしれませんが、私の目にはとても雰囲気のいい学校に思えます。
なので、親としては
「行かなきゃダメだから行きなさい」というのもありますが、
「行ったほうが面白いよ、もったいないよ」
という気持ちなのです。
私が通いたいくらい^_^

でも、それはあくまでも私の見方。
限られた時間では、全ては分からない。
日々を過ごす子どもたちは、もっと違う感じ方なのかもしれません。
給食は15分くらいで食べないといけませんし、文房具なども細かい決まりがあったりして、子どもたちは日々窮屈な思いをしているのかも…
状況としてはしょうがないんだけど、もう少しゆるくしても差し支えないだろうな、と思うこともあります。
娘が学校に行きたがらない理由は、良く分かりません。
でも、もしかしたら本人も分からないような縛りがあって、それで苦しくなってしまったのだろうか…と思ったりもします。

この学校がいいから、というのは、例えば東大なら間違いないから、親が東大を気に入っているから入れる、そのために手間と金をつぎ込む人と変わらないんじゃないか、とも思いました。
それは、私も夫も一番嫌うタイプ。
我が家は、いい大学、いい仕事、そのためにひたすら勉強!塾!というのは全く考えていません。学校の勉強はそこそこでもいいから、それ以外の経験を多くして欲しい。
もちろんある程度の学力は必要。でもそれはいい成績を取る、いい仕事に就くだけの最終的な目的ではなく、その先の自分の自立、自律のため。自分が幸せに生きるため。
ただ、最近では、学校の中でもいろんな経験をさせてもらうことが出来て、ありがたいなぁと本当に思います。先生方のご苦労に頭が下がります。

そんなわけで、やっぱり行って欲しい……
親のエゴかもしれませんが。

読んでいただき、ありがとうございました。