こんにちは、かおこです。
今まで、辛いことばかり、吐き出すように書いてきました。
ただ、悪いことばかりでもない、とも感じています。
まず、今の辛い体験が、きっと役立つ時が来ること。
人生、何が役に立つか分からないものだな、とこの年になってしみじみ思います。
以前から学校へ行かないことはあったため、そんな時は体育がわり?に、自転車の練習をしていました。
うまくバランスが取れずフラフラ…
他の子はもう乗ってるのにな、早くマスターしてくれないと、正直こっちも困る…(今の自転車の後ろは子どもを乗せる仕様ではないので)と、付き添う私もちょっとイライラしながら見ていました。
学校へ行っている間、自転車の練習はご無沙汰でしたが、この冬に本格的に不登校となり、その時に唯一「やりたい」と言ったのが自転車の練習でした。
本人のやりたい気持ちがあると、上達も早いですね。
転びつつ、ぶつかりつつ、次第に乗れるようになっていったのです。
出来なかったことが出来るようになれば、嬉しい、楽しい。
あっと言う間に、公道へ出るようになりました。
これは、本当に収穫だったと思います。
私の方も、家にいなくてはならず、非常なストレスでしたが……
そういう時は、家の片付けに限ります。
おかげで、エアコン、洗濯機、冷蔵庫などなどを徹底的に掃除。
つい余りがちだった乾物などの食材も、買い足さずに使い切ることで節約にもなります。
着なくなった服などは、買い取り業者に連絡して(仕事をしているとこういうやり取りかとても面倒なのですが)引き取ってもらったり、ヨレヨレのものは切って拭き取り布に。
不要品を処分して、収納庫の整理。
使わないハンカチは、縫い合わせて家電のカバーに。
カーテンを洗ったり、パイプのつまりを取ったり、床や窓を拭いたり……
おかげで、かなりすっきりしました(笑)
あとは、自分の趣味の時間が取れること。
私は楽器を習っているのですが、その練習が毎日自宅でできています。
また、ネット上で文章を書いたり、本を読んだり食事作りをしたり、という時間もあります。
前からやりたかった、子ども食堂のボランティアにも行って、楽しい時間を過ごせています。いい人ばかり。
仕事に忙殺されていた時は、お金は貯まりますがこういう自分の時間はなかなか取れません。
現実問題として、お金がどんどん減っていく、という問題はあるのですが……
また、娘の不登校をきっかけとして、新たな人とのつながりができつつあります。
学校の先生がた、クラスメイトの子どもたちやその保護者さんたち、支援センター、習い事の先生…
私も、半日か1日限りの派遣の仕事に行くことがありますが、最近はどの派遣先も感じのよい方ばかりで、気持ちよく仕事させていただきました。
中でも、先日の介護施設でご一緒させていただいたベテラン看護師さん。
私が、娘が不登校で、と打ち明けると、自分も3人の子どもが全員不登校だった、と壮絶な苦労を話して下さいました。
それでいてふんわりと穏やかな方で、尊敬できる方だな、こんな先輩に会えて本当に幸せだな、と思えました。
私の苦労なんて、まだまだだなぁ……
こんなふうに思えるようになったのも、少し落ち着いてきたということなのかな?とも思います。
お金の心配もありますが、仕事をしていたらこんなに人と出会えなかったし、いい体験をしているんだ、ととらえられるようになってきました。
相変わらず、娘との小競り合いはありますが…
読んでいただき、ありがとうございました。
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