里に行く山道の、老木の九十九折の桜…
ふわっふわっとピンクの綿菓子のように山を彩り、心もウキウキした初桜。
住み慣れた家から歩いて行ける桃陵公園の桜並木。
お気に入りのコースがある。
春の昼に一人で見る桜……
昼の桜はほんとうに素朴な桜…
化粧もしていない素顔の少女のよう。

桜の樹は花を咲かせるためにじっと命を貯めて
花びらとなって現れる
樹のすべてをピンク色にして
ライトアップされた花の山の桃陵公園で、花見客の宴の歓声が響く。
花見の宴は、日本人の親しんできた歴史があり、ふと昔の時代にタイムスリップしたような気分になった。
きっと昔の方が華やかだったことだろう。
夜の桜はほんとうに艶っぽくうっとり。

いつか春に夫と行った、大阪の造幣局の桜の通り抜け。
美しさはたとえようもなく、桜のトンネルをくぐる時、この世の光景とは思えないほどだった。
今年はコロナで遠征できない中、身近な桜がとても綺麗に見えた。
セ・シ・ボン♥️(とても素敵 という意味)