東北関東大震災から9日

大震災の被害については、いまさら言うまでもなく連日報道されていますので、ここでは触れません。
被災地の皆さまには、あらためて、お見舞い申し上げます。


私が暮らしている横浜では、一部地域に計画停電が実施されていますが、大きな混乱はありません。ガソリンを始め、トイレットペーパー・ティッシュペーパー・乾電池・カップ麺などは、品切れが続いています。

「買占めが発生している」という情報と、「物流が滞っているだけだ」という情報が錯綜していますが、私が見る限り、「どちらもある」状態だと思います。

ただ、明らかに食べきれない量のパンを買い込んでいたり、5箱セットのティッシュBOXを一日に何店舗も回って買い込んでいる人がいる、という話を聞くと、かなしい気持ちになります。

ガソリンスタンドにも、物流のトラックが並んでいるにもかかわらず、燃費の悪い高級車が何台も並んでいると、「この中に、本当に緊急で燃料が必要な車が何台あるのか・・・」と、疑ってしまいます。

でも、大家族の家だってあるし、緊急でなおかつ動かせる車が燃費の悪い高級車しか無い人だっているかもしれない・・・。そう思うと、何にでも批判的に見てしまいそうな自分自身に嫌悪感を抱いてしまいます。



こころの平静を維持するのがとても難しくなってきています。
「避難所で耐えている人、救援で頑張っている人がいるのに、自分は何もできない」と、無力感にさいなまれたり、自分を責めたりする人が増える、という指摘がツィッターにありました。

そうなるまい、自分は自分なりにできることをやるだけだ、と自分に言い聞かせ、節電・節ガソリンに取り組んでいます。


今日久しぶりに気分転換をしようと、庭に出て手入れをしました。

庭には、今日のあたたかな日差しを受けて、春の花たちが咲き始めていました。

「地震と津波で人間は大変かもしれないけれど、わたしたちは水と太陽のおかげで元気に生きています」と、メッセージを送っているように見えました。

小さいけれど逞しい命です。