がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

こどもウィンターキャンプ in 朝霧【前半】

2011年12月26日 | アウトドア
冬のキャンプというと、そもそも一般の方々には“冬にキャンプするの~”と驚かれます。
これが、野外活動の関係者になると“冬のキャンプかぁ。スキーキャンプ? スノーキャンプ?”なんていう風に訊きかえされたりします。およそ冬のキャンプ…特にこども対象の冬のキャンプともなれば、スキーキャンプかスノーキャンプが一般的でしょう。

今回、私がプログラムディレクターをつとめたキャンプは、“雪の無いフィールドで思いっきり冬の遊びを楽しむキャンプ”です。

舞台となるフィールドは「静岡県立朝霧野外活動センター」。富士山の西側の裾野に位置し、気温はかなり低いですが、雪はあまり降りません。

開催場所が決まった時点から、ディレクター陣一同“さて、何をしよう”というところから、このキャンプを作り始めました。

出てきたアイディアの中で大きな柱となったのは、「せっかくアイススケートリンクがあるのだから、スケートを楽しもう」「お正月が近いのだから、お正月の遊びを取り入れよう」というものでした。

さてさて、どんなキャンプになったのかというと・・・


1日目・12/25

集合場所はさいたま新都心駅。都心も冷え込んで北風も強く、とにかく寒い
いや、朝霧はもっと寒いんだと思っても、思わず“寒い~”と言ってしまう気温です。
こどもたちとスタッフで、お見送りに来ていただいた保護者の方に元気よく“行ってきまーす”を言って、いざ朝霧へ。

朝霧野外活動センターに着いたら、お弁当を食べて、さっそくキャンプ場探検へ。

宿泊棟の中を見てまわり、屋外へ。広い広い敷地を誇る施設ですので、ただ歩き回るだけではもったいない。広場で、輪投げやフリスビーを使って遊んだり、地図を手掛かりにキャンプ場の炊事場を探したり・・・寒いけど、あっと言う間に二時間が経過。

途中、ちらちらと小雪が舞ってびっくりしたけど、富士山がドーンとそびえていて、夜の星空も期待できそう。星マニアの私としては、もう期待で胸がいっぱいです

夕食が終わって夜。外は期待位通り・・・いえ、期待以上の星空です。なんといっても今日は新月。星を見るには最高の条件です。冬の大三角はもちろん、すばるやカシオペア座周辺の天の川もバッチリ。木星はシリウスよりも明るく輝いています

寒いので実際に星を眺めていたのは15分程度。詳しい星の解説は、プラネタリウムに入ってさきほど見た星空を再現しておこないました。うーーーん、こういうプラネタリウムの使い方は、便利だし贅沢だぁ。




2日目・12/26

朝からいい天気です



午前中はアイススケート。ほとんどのこどもたちは初めての体験です。ヘルメットをかぶりひざあてやひじあてを装着して、スケート靴を履き終わるのにかなりの時間を要しました。でも、上達するには基本が肝心ですからね。あわてないあわてない。



この日のリンクは、私たちの団体の貸切
最初はかなりおっかなびっくりのこどもたちでしたが、他の人たちがいないので、安心して練習ができます。どの子も一時間もかからずに、すいすい…とまではいかなくても、なんとか一人で滑れるようになりました。おとなより上達が早いですね





終わりの時間が来てこどもたちの口から出たのは「まだスケートできる日、あるよね」。
はじめてのスケート、手ごたえアリでした。


午後は、凧作り。比較的簡単に作れる凧を3種類、こどもたちに紹介して、好きな凧作りにチャレンジしてもらいました。
ビニールで作るぐにゃぐにゃ凧、和紙で作る六角凧と四角凧。
想い想いの絵を描いて、骨をつけて、しっぽをつけて、糸目をつけて完成






2時間でみんな完成しました。なにしろ、糸目が一本しかありませんからね。早いです。
問題は揚がるかどうかですが・・・


続く


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