絵本の会がらがらどん

絵本・紙芝居研究。毎年11月には小学校訪問があり、11月の記録にはその本のタイトルなどをアップしています。

再投稿:小学校から子どもの感想が届きました

2021年12月06日 | 小学校訪問
2007年4月に投稿したものを2021年12月に再投稿した。以下原文。

子どもたちが「もっと(感想を)書きたい」と言ったクラスもあったそうで、届けるのが遅くなったとのこと。
小さい紙に書かれたものや作文風にまとめられたもの、さまざまですが、1年から6年まであわせて200人くらいの言葉が詰まっています。丹念に見ていくと本当に子どもの声が聞こえてくるようだ。数年前のお礼の文から比べると、とても言い方が幅広いというか、とびはねるような本音の言葉になっているような気がします。書く内容をよく読むと、私たちを上に見ず、同じ高さの人だとか頼めば何とかしてくれる人だと思っている様子が分かります。

「毎年来てくれてありがとう」「おもしろかった」「○○がよかった。これこれだから」など、簡単にこう書いてしまうけど、それぞれの本のことがいろんな様子に書かれていました。
他に気づいたものとして、
「自分たちが読んでほしいものを選んで読んでくれてありがとう」
「また会えたらぼくたちからも本を読んであげたいです」
という言葉があり、とてもうれしい。

他に
「気持ちがこもってて良かった」
「ぼくは本がとてもきらいだけど読み聞かせでとても楽しくなれた」
「読んでいる人も楽しいんだなあと思った」
「自分で読むのはいいけど、やっぱり読んでもらうほうが好きです」
「ぼくは紙芝居をやっているけど、参考になった」
「『んぐまーま』がおもしろかった、来年もんぐまーまを読んでください」(3年生)
「わたしはがらがらどんのみなさんが大好きです」
「『人間色々な人がいるのよ』という言葉が気に入った」(『アベコベさん』より)(6年生)

「よく長い話を覚えているなあと思った」
「なぜお母さんに栗を拾いにいってきなさいっていわれたのかなあ」
「シンデレラに似ていると思った」(「ぬかぶくこめぶく」より)(1年生)
「大男の話の本、今度もってきてください」(「かしこいモリー」より)(3年生)(かしこいモリーに感想多数あり)
「またその話をきいてみたい」(「三つのオレンジ」より)(6年生)

私は「ぬかぶくこめぶく」を自分の言葉に変えて語りましたが、他の二人は本のままの言葉でした。けれど、去年から私が語り方を変えたのを知ってそれを聞いていたので、文はそのままでも、とても表情豊かに語っていました。聞き手の反応を待って次の言葉を出したりした部分が多かったと思います。
 だから、私みたいに崖から飛び降りるような決断をしなくても、聞き手の反応に合わせて、呼吸を合わせるようにすれば、自然にテキストからはなれて少しづつ自分の言葉になっていくような気がします。どのおはなしも子どもの感想がたくさん書かれていました。
 
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