Gardener Mind

お庭作りをしていくように、このブログを私の詩で飾っていきます。

Some Day

2022-09-07 08:07:35 | Morning Glory

そんなもんが悠長に現れるとは思えない

希望なんかありゃしない

 

どうしろっていうんだ

まったく

 

この脳みそからごっそり消し去ってほしいね

そうしたら現れるかもしれない

 

”いつか”ってやつがさ

 


躊躇

2022-09-07 08:02:18 | Morning Glory

そうきましたか

いいですよ

それならそれで

 

では考える時間を与えましょう

 

いずれにしても

迎える結果は決まっているのですが

そうはいっても

考える時間は必要でしょうから

 

 

 

逃げようのない運命が大波となって

私たちを呑み込もうとしている

 

抗う術はない

せめて離れ離れにならないよう

互いをしっかりと括りつけ

 

あとは身を任せるしかない

 

 

 

それまでは考えあぐねていいですよ

 

そして

一緒に心ゆくまで溺れましょう

 


透かし

2022-09-07 07:46:02 | Morning Glory

見たくもないものまで見えてしまう

そんなことは頼んでもいない

 

どうして無遠慮なのだ

その理不尽さは何なのだ

 

はっきり言えばいいだろ

助けてくれと

 

優しく付き合ってやるほど暇じゃない

 

与えられるのを待つな

与えることを知れ

 

言ってやれるのはそれだけだ

 

あとは

慟哭に飛び込むか救いに飛び込むか

自分で選択しろ

 


2022-09-06 13:25:25 | Morning Glory

そろそろ抜けられなくなったはずだ

しっかり突き刺さってるもんだから

抜こうものなら大量出血間違いなし

 

それはお互いさまで

 

忘れられないね

逃れられないね

 

時間を重ね合うしかない

死なないために

感触を重ね合うしかない

死なないために

 

死なない

死ねない

死にたい

 

タ ス ケ テ

 


緊急通報

2022-09-06 13:22:07 | Morning Glory

迷わなくていい

そもそも選択肢はない

 

求めているものは目の前に

自分で呼び出しておいて

 

いまさら

迷わなくていい

そもそも

 

叫んだだろう?

泣いただろう?

 

ある一つを捨てるだけでいい

たった一つ

恐れを

恐れをだ

 

そもそも選択肢はない

迷わなくていい

いまさら

 

はい

では搬送しますよ

 

よろしいですか?


小舟相乗り

2022-09-06 13:21:15 | Morning Glory

ふわっと浮く瞬間がある

その波に乗りたい

けれど機を逃す

いつも

 

波打ち際で

砂地に乗り上げたまま

 

青空の下で

沖へ漕ぎだしたいのに

陽に照らされ救われたいのに

 

次の波がいつ来るのか読めない

 

いつの間にか

ふわっと浮く瞬間が来た

その波に乗りたい

けれど機を逃す

 

青空の下で

沖へ漕ぎだしたい

陽に照らされ救われたい

 

ふと

となりに君がいた

そうか

君もいた

 

いつ来るのか読めない

次の波を待とう

一緒に

 


burnout

2022-09-06 13:18:10 | Morning Glory

ー どうした?

 

心が消えた

いつの間にか消えていた

 

ー 何があった?

 

何もない

何もないから消えた

心が消えていた

 

ー これからどうする?

 

わからない

漠然とした悲しみが

灰となって残っているだけ

心が消えてしまったのを

遠くから眺めることしかできない

 

こんなにも突然に

そしてあっさりと

心が消えてしまうなんて

この先どうしたら

 

ー それでも焼け残ったものがあるはず

ー それを探し出せばいい

 


灰のうえで

2022-09-06 13:15:39 | Morning Glory

焼け野原にいる

裸足で立って

 

煤だらけの自分

 

まわりには誰もいない

この先もいないだろう

 

一緒に焼けてしまえばよかった

今さら思う

 

けれど

生き残りたかったようだ

こうしているのだから

 

辛い

足もとが熱い

痛い

 

そして

声が出ない

 

誰かがいなくても

歩きだすしかないようだ

焼けてしまう機会を失ったのだから

 

何もかもを諦めて

 

辛かろうが

熱かろうが

痛かろうが

 

歩きだすしかない