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造園家の品格

2009年09月25日 | 日記
皆さん、こんにちは。
ずいぶんと過ごしやすくなりましたね。

今日は、お世話になれなかったお客さんの話。

連絡ミスや、行き違いなどでお庭の仕事が不成約になったお客さま方。

こちらにそのつもりがなくてもお客さんはかなりお怒り、なんてことが時折あります。

これらのほとんどが誤解による訳なのですが、誤解を生んでいるのは紛れも無く
営業員である自分のせいだと心得ています。

あ、しまった、この説明が不足してたか!

くそ、メール設定が甘くてお客さんからの受信が出来てなかった!

お客さんがプラン提出を急がれていることを悟れていなかった!

などなど。

で、ほとぼりが冷めた頃に、そんなお客さま方のお庭をこっそり外から拝見しに
行く時があるんですけどね。
それを見て、とても悲しい気持ちになることが多いのです。

どこの業者に依頼なさったのかは知る由もないのですが、プロとしてよくこんなものを
作ったなとガク然とすることがあります。

きっと、安くできるからとか、きちんと説明がなされないままに仕上げてしまうとか、
専門家ではないお客さんの知識を欺くようなやり方で仕事を片付けてしまう業者だった
のでしょう。

或いは、お客さんご自身が材料を買い揃えて、ご自身の手によって造られたか。

そんな時、思うのです。

ああ、自分がしっかり営業出来ていれば、格段に違うお庭をご提供出来たのに。

少なくとも、初歩的なお庭の知識やそのお庭の押さえておくべき点をお伝え出来たのに。

あのお客さん、結構お庭に希望を持たれていたのに、こんな庭になってしまうなんて...。
と、とても悲しい気持ちになります。


と、まあ、高飛車に聞こえてしまうかもしれませんが、私はいつまでもお客さんの
ことを思って営業していきたいのです。

予算が安いなら安いなりの工夫や心づかいがあってこそ、プロの仕事だと思っております。

実際に現場に手をつける職人においても、ウチは申し分ない仕事をしてくれます。

だからこそ、私の不手際でお仕事をさせていただけなかったお客さんのお庭を見て、
とても後悔します。
申し訳ない気持ちでいっぱいになります。


だから、いつも不備のない営業を心掛けていきたいと思っています。

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