優しい秋

ピート・ハミルという作家が好きです。

中でも、“東京スケッチブック”という短編集を気に入ってます。

まあ、この人の作品は、言ってしまえば甘い恋愛風刺とハードボイルドな作品がほとんどです。

だけど、元々がニューヨークのマスメディア出身なので、描写と表現がとてもリアルで好きです。

野暮なところがなくて、そのくせ人の心や物、食べ物や飲み物の“味”をいちいち粋に表現する。

ウイスキーを飲みながら読むと更に世界に入り込めてしまい、最後にはそのまま寝てしまうので、そうする前には必ず先に風呂に入っておきます。


ピート・ハミルの作品に感じるこの感覚を、何っとかガーデンデザインを練る時に生かせないかなっと頭をひねります。


読書の秋．．．。
アルコールを片手に、タバコの煙をくゆらせて、面倒くさそうに読む。

至福の時です。