13年前にひょんなことから我が家へやってきたコイツ
Terra 「テラ」と名付けた
完全室内飼いで土を踏んだ事がないこいつ
おおらかな性格で、とてもいい子
あっという間に10歳
そして、新入りが
歳の差10歳、うまくやってくれるかと心配したが、それは無用だった・・・
13歳になって少し経った6月頃からご飯の食べ方がおかしくなった
フードを散らかすようになり、水もうまく飲めないような感じ
口が痛いのか?口内炎?
行きつけの病院で診てもらうと、「歯肉炎かな」で薬を処方。
しかし、1週間ほど様子を見るが改善されないどころか
カリカリは全く食べず、水も蛇口から滴る水しか飲めなくなった。
セカンドオピニオンをした。「口腔扁平上皮癌」だった。
猫に多い癌で治癒はしないそうだ。目の前が真っ暗になった。
口腔内(舌下)にできていて舌を押し上げてきているので、
舌が動かせず飲食ができない 輸液だけでは1~2週間で・・・・
安楽死も視野に入れて先生と相談し、吐気がするほど悩みに悩み 賛否はあると思うけど
オロオロしてもしょうがない、食が取れずに餓死させるなんてとても出来ない。
できる限り頑張ろうと胃ろうチューブの手術をした。
この癌は進行が早くて、切除(下顎全摘)しても平均余命3カ月と言われた、
切除手術はしないことにした あまりにも酷過ぎる
6キロあった体重も4キロ代に落ちてしまっていたけど
胃ろうでの栄養補給ですこしづづ回復してきた。
1日4回の総合栄養食+薬の投与
癌発覚から2ヶ月が過ぎたあたりから腫瘍の自壊が始まった。
2~3日おきにかなり出血するようになった(ボカシ入れます)
食事後嘔吐もするようになり 日々痩せて弱っていく姿を見ているのが辛かった。
痛み止めは効いているのだろうか、苦しいんだろうと
胸が締め付けられた、安楽死も脳裏を過ぎる どうしたらいいのか答えが出ない。
窓辺にじっと佇んでいる姿を見てると涙が出た、どうすることもできない。
辛く苦しい日々が続いた。
癌宣告を受けて3ヶ月が過ぎた 10月2日朝、
トイレに行って寝床に戻る途中で彼は遂に息絶えた・・・
静かに横たわって眠るように・・・
最後の力を振り絞ってトイレに行ったのか、偉いね。
13歳と5か月、何物にも例えようの無い癒しを沢山貰った、
「安らかに眠れ ありがとな テラ」
親が死んでも泣かなかったのに・・・・
残されたコイツ、悟っていたようではあるが寂しそうな感じ
あんなに絡んでジャレついていたのに、テラが具合悪くなってからは
傍らに寄り添うだけで一切ジャレつかなくなった
分かるんだなと感心した。
生き物を飼っていれば、いつかは訪れる事だが
暫くはダメかな・・・・