根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

明け!おめ

2012年01月03日 16時52分42秒 | インポート

          

  明けましておめでとうございます
 
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  100両(別名: 唐橘・カラタチバナ) ↑   昨年の暮れ(12/25日)に積もった庭の雪です

(お知らせ)  例年、阿蘇神社境内で開催( 5月のゴ-ルデンウイ-ク期間)する  
         山野草展にお出掛け下さい。

           ☆阿蘇山野草展会場模様」 (←クリック) 

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緩木山・越敷岳 12月15日(木)

2011年12月15日 22時04分27秒 | インポート

            緩木山(1046m)・越敷岳(1061m)   
                        (緩木山~越敷岳への周回縦走)

                   晴れ                       (*文字サイズは「大」が最適) 
(アクセス) 宮地(発8:20)~波野~津留~越敷岳登山者記帳箱(着9:00)
        *緩木山・越敷岳への地図(Yahoo地図検索 ) 
(行程) 緩木山・越敷岳周回登山口分岐(発9:15)→緩木山登山口(着9:30)→
      石塔(着10:15)→緩木山頂上(着10:40~発10:50)→祖母山分岐
            (着11:50)→縦走稜線で昼食(着12:00~発12:25)→
     越敷岳頂上(着13:15~発13:25)→下山路分岐(発13:40)→
    作業道終点出合・越敷岳取り付き(着14:10)→
           国有林伐採作業者との出会い(10分位の雑談)→
           緩木山・越敷岳周回登山口分岐(着14:45) 
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〇阿蘇から近い距離にある山であるが私にとっては未踏の山である。
 山の存在は予てから知っていたので「登りたい山」とし手を挙げていたところ
 前夜に藤井さんから誘いの電話が入り今回の山行となった。
〇高森東中学校から津留集落に入り、津留郵便局前を通過して県道8号線を
 竹田方面に走る。
 県境(大分県竹田市・熊本県高森町)の辺地であるので通常は利用しない道
 で、登山目的以外には行き交う事な無いであろう・・・。そんな思いをしなが
 ら越敷岳と緩木山の縦走周回分岐点となる駐車場に着く。
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〔県道8号線から離れ広域農道沿いに建っている案内板〕  〔十字路を右に入る〕

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▼駐車場前のY字路に建つ道標には右に越敷岳・左に緩木山と示され、私
 たちは左に進み緩木山から越敷岳に縦走することとした。
 杉の植林地の中に走るコンクリトの緩やかな作業道を15分ばかり歩き、道
 標に従い緩木山登山口に取り付く。
 登り始めは、雨水に洗われた石がゴロゴロと散乱する荒れた道を登って行
 く。 やがて鬱蒼と茂る杉林帯の急斜面となり、山腹をジグザクに繰り返して
 支尾根に上がる。

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〔緩木山・越敷岳周回登山口分岐〕    〔山腹の植林帯を登る:放置された伐採杉〕

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▼支尾根に上がるとT字路となり分岐点には「石塔へ」と表示された道標があ
 り、道標に従い尾根の末端側に進み、石塔が鎮座する小広場に着く。
 石塔には文字の確認等は出来なかった・・・。何の石塔が疑問を持ちながら
 分岐に戻り、尾根を遡るとすぐに「元宮」と表示された道標と出合う。
 今回は立ち寄らず、元宮分岐から右に進み、頂上から派生して来る隣の尾
 根に、乗り換えるようにして別の尾根を歩く。
  この付近から、自然林と植林が混生し植林は杉から桧に変わる。自然林
 の中にはヒメシャラの樹木が散見されるようになつた。 

〔支尾根に上がった所に在る、珍しい造形の五つの石塔〕  〔元宮分岐〕

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〔稜線から越敷岳の遠望〕・・・・・・・・・⇒ズ-ム撮影〔中央ピ-クが越敷岳の岩峰〕

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〔緩木山頂上にて〕              〔落葉したブナの大木と明るい頂上広場〕

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▼緩木山頂上からの縦走路は実に快適な稜線歩きであった。
 尾根の両側は切れ落ち、樹木の隙間からは僅かながらにも展望があり、稜
 線上に立ち並ぶ赤松の大木が景観を高め、癒し効果の雰囲気を醸し出して
 いた。

〔越敷岳への縦走路:桧林の稜線〕        〔赤松の大木が植生する稜線〕

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▼縦走路はいくつかのアップダウンを繰り返し、稜線の最高部(高城?)付近は
 岩稜を形成 し岩場を越えると、祖母山分岐へ至る鞍部への下り坂となる。

縦走路より祖母山を望む〕    〔縦走路から祖母山分岐(中央上端ピ-クの奥)を目指して行く

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▼祖母山分岐直下の登り坂は今回、最も堪えた坂で私にとっては「苦難、苦
 難の坂」で脚筋力の堕ち逝くのが判る始末であった。(苦笑)
 マラソンランナ-であられる藤井さんは休むことなくスイスイと歩かれる・・・。

縦走路より障子岩尾根(最奥)の遠望〕 〔直線コ-ス(50m位?)の急登を2回繰返して祖母山分岐に向かう

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〔祖母山分岐〕                     〔越敷岳と奥のムレ(群山) 〕

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▼祖母山分岐からの縦走路は開放的な稜線で左側にはススキの原野
 が高森側の裾野までスロ-プを作りながら広がっている・・・。
 前方正面には目指す越敷岳がはるか彼方に見える・・・。
 背後には幾重にも重なる尾根筋が祖母山頂上へと連なっていた。
▼登路上に立つ測量棒と4等三角点(長尾・1107M)の埋設を確認して、風当
 たりの少ない稜線で昼食とした。
 その後も幾つかのアップダウンを繰り返して進む。
 固定ロ-プがかかる露岩帯を急降下すると尾根幅も段々と狭まり落葉林の
 登路となり、尾根の右側は切れ落ちる岩崖を作っていた。
▼越敷岳岩壁の輪郭が登路から見える付近に来ると、稜線から右に下る越
 敷岳登山口への分岐の道標が建っていて、それを見過ごして更に進むと直
 ぐに高森町津留・神原集落から登って来る登山道(左)と交差する。
 神原集落からは30分位の経路とのことであつた・・・。
 いづれ登ることと決意する。
▼そそり立つ大岩の基部には左右に分ける巻き道の道標があり「御神水を経
 て頂上へ」の右回りを選択して、頂上から「山賊岩屋」に下ることとした。 

〔高森町津留からの登山道と交差〕     〔越敷岳頂上岩峰がそそり立つ〕

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▼頂上は二つの小ピ-クがあり北のピ-クが広場となつていて祠が一つ、西
 のピ-クは狭い岩盤上に二つの祠が祀つてあってあり、三角点は無かっ
 た・・。展望は抜群であるが、楽しみにしていた根子岳の眺望は曇っていて
 残念ながら見ることが出来なかった。
▼頂上から北西方角の線上に二つの山体が存在感を示している、山名は
 不明・・・。帰宅後、ガイドブックで調べたら奥の山が「ムレ山」・手前の岩峰
       が「小こしき」と判明。
      
   ①「九州100山峰・渡部智倶人」 著より
     ・越敷岳(1061m)には三角点も無く、国土地理院の地図には山名
      が無い。三角点のある山は1043mのピ-クで昔から地域住民が
      「むれ」と呼んでいる・・・。
   ②「肥後の山675座 駆け歩き・西 和文」 著より
     ・三等三角点は最高所でなく、岩峰東側の平坦な尾根上にある。
      三角点のある場所は「ムレ山」の標識が立ち・・・。     
     ・越敷岳の北西にあるピ-ク(1024m)」山頂には「小こしき」の標識
      が建っている・・・。
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〔越敷岳の西隣の岩峰(1024m)
・・・後で調べたら山名は「小こしき」と判明
〕         〔越敷岳頂上(1061m)〕

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〔越敷岳頂上(西の小ピ-ク)         〔越敷岳頂上から祖母山分岐 
   から群山(1043m)を望む〕            からの縦走路を振り返る〕
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〔山賊岩屋付近から越敷岳の大岩を仰ぐ〕   〔縦走路から越敷岳登山口へ下る〕

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〔下山路の登路を振り返る〕               〔御神水の巨岩〕

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〔登路沿いの巨木の根張り〕                   〔仙人枕〕

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▼縦走路稜線分岐からの下山は急坂の登路であったが途中、色々な奇岩や
 滝・巨木と出合い見物が沢山存在し、あっという間の30分で作業道終点地
 (越敷岳登山口取り付き)に降りた。
 ここから更に杉林の中につけられた登山道と作業道を下り約30分で周回地
 点となる駐車場に着いた。
 途中、伐採作業者と出会い、雑談する・・・・。
 西郷輝彦に似た「かごうま うまれの よかにせどん」で私と同じ年齢の方で
 あった。
 別れ際、わざわざ呼び止められて「鹿の角」を手渡され、藤井さんと一本づ
 づ分け合った。
  さて、さて・・・、角の研磨はどうしたよいものか・・???・・課題が残った。

〔越敷岳登山口:作業道終点〕       

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〔伐採作業者から頂いた鹿の角〕

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         (2012/01/12 加筆)

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南外輪山トレッキング〔2-2〕 12月5日(月)

2011年12月05日 22時12分49秒 | インポート

               南外輪山トレツキング 〔2-2〕   
         ( 黒岩峠~3.3km→高森峠~1.9km中坂峠~2.1km→                    
         崩土峠~
1.6km→長谷峠~2km→清水峠 =10.9km )

                     快晴      (*文字サイズは「大」が最適

(行程 ) 黒岩峠(発8:50)→高森峠(着10:20)→中坂峠(発11:20) →
            昼食(11:50~12:35)→崩土峠(着13:00)→長谷峠(着13:50)→
            大ケ岳(着14:05)→清水峠(着14:50) 
      
中坂峠への地図   (Yahoo地図検索 )                    
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▼黒岩峠を出発して2時間30分(距離として5.2km程度)で今回コ-スの中間
 点、中坂峠(
ちゅうざかとうげ)に辿り着く。
 峠には県道151号清和高森線(高森町~山都町)が走り、車道に建つ道標
 に従い車道を左に(山都町側)進むと、すぐさま自然歩道の案内板があり自
 然歩道に取り付く。
 車道沿いには牛舎みたいな家も見えた・・・・。

 (考察:ネットサ-フィンで得た中坂峠に関する情報)
  ①昔この道は、阿蘇内牧~宮地~高森~馬見原を結ぶ交易路て゛
  「馬見原往還」と呼ばれ、この峠道の事を「加藤清正道」とも言っていた。
      「馬見原往還中坂峠」 ←熊本県のHPより
 ②
ある時期「中坂峠の旧道」を「千穂坂峠(ちほざかとうげ)」と呼んでいたらしい 
    (未確認)。・・・・・・・・・追記⇒2012/1/18日・高森町文化財資料にて確認済み

〔今回コ-スの中間点、中坂峠を出発する〕 〔中坂峠道(画像中央右端)と登路を振り返る〕

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▼中坂峠から10分位歩いた尾根から眺めた清栄山と宮地岳である・・・。
 11/15日「清栄山コ-ス」 (←クリック)の時にも次のように記述したが
   「登路から振り返る宮地嶽の山容は、実に素晴らしく堂々とした威厳の姿を
    呈し、清栄山を凌ぐものがあった。」      
 
ここからの眺めも、その山体は私が感動する素晴らしい山姿であった。

〔宮地岳と清栄山を振り返る〕・・・・ズ-ム撮影⇒ 〔宮地岳(中央のピ-ク、右は清栄山)〕

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      〔九州自然歩道で特徴的な丸木段のアップダウン道を行く〕

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〔中坂峠から30分の登路でランチタイム〕        〔長くて、勾配のある坂道〕

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▼美しい杉の植林と落葉した自然林が織り成す、明るい稜線沿いをアップダ
 ウンを繰り返して快適に歩く・・・。
 中坂峠から徒歩実時間約1時間で崩土峠(くえんどうとうげ)に着く。
 峠名の看板を、見ることは無かったが九州自然歩道の道標の頭に巻き付
 けられた赤テ-プに「崩土峠」の文字が記入されていた。
 この峠道は多分、廃道化しているのであろう・・・。峠の面影は薄く、白水村
 側に微かな踏み跡が残るのみであった。(崩土峠←峠デ-タベ-ス検索より) 

〔木立のトンネル道を、落ち葉の踏み音を聞きながら快適に下ると、崩土峠に着いた〕

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▼崩土峠からは二つの小ピ-ク越え(其々にベンチが設けられ休憩広場とな
 っていた) 約50分で長谷峠(ながたにとうげ)に至る。
 峠道は比較的広い山道で車が行き交う痕跡があり、農耕用に利用されてい
 る模様であったが、南郷谷側への道路には「通行止」の標識がたっていた。

登路沿いに仕掛けられている猪の捕獲柵:赤い玉はトマト〕 〔長谷峠道:通行止めの道路標識(白水村)あり

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〔長谷峠を横断して自然歩道に入る:終着点、清水峠まで後、2km〕 〔大ケ岳直下の急登〕

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▼長谷峠からは視野の無い桧林に入り、急勾配の尾根腹を登る・・・。約20
 分で尾根上のピ-クに上がった。
 眺望は一気に広がり原野の先には、今日の終着地・清水峠から高千穂野
 方角が見渡された。
 平担頂をなすこのピ-クには山名のペナントは無かったが、多分、このピ-
 クは大ケ岳(993.7m)頂上と思われた。
 *大ケ岳の位置 (←国土地理院・地図閲覧サ-ビス)

大ケ岳頂上と思われるピ-クから高千穂野方角を望む〕  〔清水峠道とNTTの無線塔が見える〕

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〔本日のゴ-ルとなる清水峠までアト5分の登路にて、眺望は抜群・・・。〕

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(2012/01/20 加筆

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南外輪山トレッキング〔2-1〕 12月5日(月)

2011年12月05日 22時04分38秒 | インポート

              南外輪山トレツキング 〔2-1〕   
       ( 黒岩峠~3.3km→高森峠~1.9km中坂峠~2.1km→                    
               崩土峠~
1.6km→長谷峠~2.0km→清水峠 =10.9km )                                                                       快晴        (*文字サイズは「大」が最適) 

(アクセス) 宮地(発7:10)→清水峠に車をデポ(着8:10)→黒岩峠(着8:35)
(行程 ) 黒岩峠(発8:50)→高森峠(着10:20)→中坂峠(着11:20) →
            昼食(11:50~12:35)→崩土峠(着13:00)→長谷峠(着13:50)→
            大ケ岳(着14:05)→清水峠(着14:50)

   *高森峠隧道と御成山への地図   (←国土地理院・地図閲覧サ-ビス)
 
  「肥後の山675座駆け歩き・西和文著」より転載  

P1000374_edited  南阿蘇外輪山トレッキングコ-スで前回は黒岩峠からに向かう
東外輪山清栄山コ-ス(←クリック)を歩いた。
今日は、同じ黒岩峠から入山してに延びる
九州自然歩道を清水峠まで約11kmを縦走することとした。

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▼徹爺さんの車を清水峠にデポして黒岩峠を8時50分に出発した。
 牧場入り口のゲ-トの脇を抜け、牧野道に入ると
すぐに右斜面方向を示す道標があり、それに従い丘陵に上がる。
 登路はハッキリしていて外輪山の壁側(カルデラ)の稜線沿いを
アップダウンを繰り返しながら進む。
▼最初のピ-クからの眺望はまことに素晴らしい景観で 清栄山に至るまで
 の登山道と山容を確認する絶好のロ-ケションを成していた。
 このピ-クを過ごすと後は、
植林された杉林の中で眺望の少ない登路となった。
▼途中で休憩している老人と遭遇する。熊本市内から来られた84歳の単独 
 行で高森峠を出発して黒岩峠までのピストンらしい「マイペ-スのボチボチ
 の歩きです・・・」と呟いておられた。
 (行き交う人の少ないこのル-トを84歳で一人歩きとは・・・・
  ・・・ その姿に感嘆するものを感じた。)

黒岩峠登山口駐車場から九州自然歩道に入る〕 〔九州自然歩道入口から清栄山側を振り返る〕

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〔登路、前方に最初のピ-クが見える〕   〔最初のピ-クを乗り越えて行く〕

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最初のピ-クから清栄山と登路(画像右端)を振返る〕 〔南外輪山トレツキングル-トの稜線を確認する

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▼高森峠(国道325号と265号が重なる高森峠隧道が位置する峠)まで
 は要所、要所に道標が整備されていて迷うことなく歩いた。
  トンネルの上辺りが御成山(おなりやま・880m)であるが、それらしき山名の
 ペナントは無い。ビンク色の建屋の裏手には朽ち駆けた道標が建っている
 が文字は消滅し不明・・・。コンクリトの牧野道を道なり歩く。
 電波反射板が建っている丘陵がこの付近では一番高いようであったのでそ
 れを御成山と推測して次なる目標地「中坂峠」を目指した。
 〔考察〕⇒帰宅後、ガイドブックで調べたら電波塔と金網柵に囲まれた建屋
       の場所が御成山の頂上ということが判明。
        格式高い山名であるのでその由来が気になるところであが・・・。
       後日の課題として残しておく事とする。    

〔高森峠の電波反射板が見える〕     〔電波塔と金網柵に囲まれた建屋を振り返る〕

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登路右眼下に高森峠隧道から出て行く自動車〕    〔国道265号線旧道にある案内板〕

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▼旧国道265号線沿いに建っている高森峠登山口道標に従い高森町側に
 30m歩き、左の牧場の鉄柵ゲ-トを開けて入る。
 コンクリト道の牧野道には進まず、ゲ-トから直ぐに右に取り付き外輪壁側
 の尾根を登って行く・・・。(左下画像の中央: ここは間違いやすい箇所であった)

〔高森峠登山口を振り返る〕          〔高森峠を過ぎて中坂峠を目指して歩く〕

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〔登路を振り返る:高森峠登山口から15分経過〕     〔中坂峠まで後15分〕

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▼高森峠登山口から中坂峠まで約2kmの稜線歩きで1時間で到着した。
 この間の登路左側は壮大な草原が広がり、右側は外輪壁となり
南郷谷が広がる・・・。
開放感一杯の原野には咲き残りの松虫草・リンドウ・梅鉢草・シオン等の
野草が咲いている・・・。
 登路の中間位の小ピ-クには垂木のベンチが設けられ
南郷谷・阿蘇中央火口丘を眺めるビュウ-ポイントとなっていた。

〔トラクタ-で押された「輪地切り」帯を歩く〕      〔県道151号が走る中坂峠〕

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(2012/01/18 追記)

※高森教育委員会から資料(高森町文化財資料・第一集))を入手し「御成山」
 の山名の由来が次のように記されていた。
 
      御成山
  「高森町から蘇陽町に通ずる外輪山882米の山を御成山といい、ここを通
  ずる旧道を御成坂という。
  太古、景行天皇が熊襲征伐の時この頂上にお成りなったのでこの名があ
  ると伝えている。
  大正の末期までこの峠の七合目に七合の小屋があり、附近に山伏塚、獅
  子口等がある。阿蘇五岳、南郷谷を一望する景勝の地である。
  尚、南方に中坂峠があるがこれは千穂坂峠であり、高貴の人の通行した
  峠と伝えられている。」(全文)
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鞍岳・ツ-ムシ山 12月4日(日)

2011年12月04日 20時55分47秒 | インポート

             鞍岳(1118.6m) ・ ツ-ムシ山(1064m)      
       (森林コ-ス登山口~北尾根ル-ト~女岳鞍岳頂上ツ-ムシ山頂上
         ~林道終点~パノラマコ-ス~らくらくコ-ス~森林コ-ス登山口
)

                     快晴      (*文字サイズは「大」が最適) 

(行程) 森林コ-ス登山口(発9:25)→女岳分岐(着9:45)→造林記念碑→
            ケルン(着9:55)→展望所(着10:40)→女岳(着10:55)→
     鞍岳(着11:05~発11:10)→ツ-ムシ山(着11:50~発12:25)→
     林道出合(着12:40)→パノラマコ-スに合流(着13:10)→らくらくコ-ス
     分岐(着13:20)→林道出合・らくらくコ-ス登山口(着13:40)→
            森林登山口に下山(着14:00) 
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〇熊本平野の東西に位置する金峰山(←2010/3/22登頂)と
 俵山(←2010/1/24登頂)そして北東に座す鞍岳、この三座は熊本市内近郷
 が誇る秀峰である。
  阿蘇から熊本市内に往く時、国道57号線から眺める金峰山、帰り道で仰
 ぎ見る鞍岳の山姿・・・・。この情景を見続けて何十年に成るであろうか、何
 時かは鞍岳を麓から登りたいという願望を持ち続けていた。
  鞍岳には過去2回登っているが(2007/2/122007/8/1) いずれもミルクロ
 -ドから鞍岳林道(林道新山線)に入り、峠の山頂駐車場(九合目)からのス
 タ-トで30分足らずで頂上に至る「お手軽コ-ス」のみを知る鞍岳であった。

〇前夜、藤井さんから電話があり「先日、鞍岳に登り頂上で出会った方から
 北尾根ル-トがあることを教えて貰ったので一緒に登ろう・・・。」という誘い
 があった。
 明日は南外輪山トレッキングで長い距離を歩くこととなるので、二日連続は自身
 の体力に少々心配したが・・・。旭志側から登るのは長年の思いであり且
 つ、百戦錬磨の藤井さんさえも登っていないル-トであれば是が非でも登高
 意欲が湧き上がり二つ返事でOKした。
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▼大観峰からミルクロ-ドを走り、無線中継所の鉄塔が左前方に見える付近
 の手前から右折して的石原野に延びる林道新山線に入る。
 峠にある鞍岳山頂駐車場を通り過ぎて、更に林道を旭志側に下ると森林コ
 -ス登山口の大きな案内板が目に入る。
▼案内板にはパノラマコ-スと森林コ-スの二つのコ-スが案内されている
 が、ガイドブックで見る伏石登山口や赤崩登山口の文字は見当たらなかった。
 多分、森林コ-スが伏石登山口でパノラマコ-スが赤崩登山口であろうと判
 断出来た。
▼今日登る北尾根ル-トは森林コ-スから分岐していくル-トであり、一般登
 山道としてのコ-ス案内はして無かった。 

的石原野の牧舎から鞍岳を望む〕   〔ガイドブック「肥後の山675座駆け歩き」より転写
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〔鞍岳登山ル-ト案内板〕            〔森林コ-ス登山口をスタ-ト〕

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林道出合・らくらくコ-ス(左へ)と森林コ-スの分岐〕  〔女岳コ-スと森林コ-スの分岐〕

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〔このケルンが目印で森林コ-スから外れて     
 右に派生する傾斜、北尾根ル-トに入る〕    〔急勾配のロ-プ場が続く〕

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〔崖尾根沿いのロ-プ場がまだまだ続く〕    〔ロ-プ場の途中からの景色〕

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〔7~80m位のロ-プ場を登り上て、鞍岳を仰ぐ〕      〔女岳直下の登路〕              

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〔女岳の肩から眼下の旭志村と遠望の金峰山〕   〔女岳頂上から鞍岳頂上を望む〕

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〔鞍岳に向かう登路から九重連山を望む〕・・・⇒  〔鞍岳頂上をズ-ム撮影〕

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〔鞍岳頂上にて〕              〔頂上から阿蘇五岳と遠望の祖母山〕

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〔頂上からツ-ムシ山を望む〕          〔ツ-ムシ山頂上直下の急登〕

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〔ツ-ムシ山頂上〕               〔頂上から西方向に急降下して林道に向かう〕

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林道を外れてパノラマコ-スに向かう〕  〔パノラマコ-スに合流〕   〔パノラマから外れてらくらくコ-スを下る

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〔登路沿いの大岩塊の上から           〔らくらくコ-ス登山口に下山     
  鞍岳・女岳を振り返る〕                :画面中央の涸れ沢沿い〕

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〔鞍岳林道峠直下から女岳を振り返る〕   〔ミルクロ-ドから長寿ケ丘公園経由で帰路〕

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(2012/1/30 加筆)   

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