娘のいない老後
これは 前例の無い おばあさんの物語
日本の昔話で知っているお話は
おじいさんとおばあさんの二人暮らしが多い。
ももたろう
舌切り雀
竹取物語
はなさかじいさん
エトセトラ・・・
まさに 娘のいない老後
母を亡くしたばかりのころ、
スーパー、デパート、観光地など
いたるところで 目に入ってくるのが
母娘で歩いている人達でした
おじいさんは、いまだに 母親の話を自分から切り出すことは無いし、
お墓参りも 行っていません。
それはそれは 介護を一生懸命にやったので、
喪失感? ううん、おばあさんのわたしには、わかりません。
おじいさんは、母親の初七日? 四十九日だっけ? 忘れたけれど
喪服ではなく、私服で法要しました。
わたしにも、法要は普段着にしろ!とか言って、びっくりしました。
ひとりひとり、亡き母親への供養の仕方は違うのでしょう。
モアナ2で、おばあちゃんが
「わたしは別の形でいるからね」と言っていたけれど、
わたしも別の形で ご先祖様たちはいて、
わたしだけじゃなくて、すべての人を見守っていると感じています。
娘のいない老後は おしゃべりする人がいない寂しさがあります。
娘って、あれこれ おしゃべりしてくれるでしょ?
おばあさんも娘だった頃は あれこれ母親とはおしゃべりも喧嘩もしたから。
一方で、
娘のいない老後は 不安や心配事、娘との不和などが無く、
自由だなぁと思います。
お空に手を振って
お~い、お~いと誰かを呼んでいたら・・・
そんなことを続けていたら・・・
3匹の猫に会いました。
公園の草むらの中にいました。
そのうちの2匹をいま飼っています。
あとの1匹はお山のふもとの心優しい人の家にいきました。
女の子の猫ちゃんを 娘と思うことは無いけれど、
どちらかっていうと、正室と側室を争う仲(笑)。
おばあさんとおじいさんが仲良くおしゃべりしていると
女の子の猫ちゃんは やきもちやいて大変です!
母も祖母も娘がいたから
娘のいない老後は
おばあさんにとっては 前例の無いこと。
おじいさんにとってもか・・・
DNAで繋がった娘がいないということは、
すべての若者が娘
と視野をぐ~んと広げています。
女の子で~す