二人と二匹の物語

日常のたわいないことなどなど

年賀状じまい

2025-01-06 08:17:52 | 日記

おじいさんは すでにもうずっと前から年賀状じまいしています。

おばあさんは 年賀状を出しています。

 

二人とも 両手で余るほどのお付き合いしかないのです

 

それでも おじいさんは、たった1枚しか来ない年賀状ですら

お返事を書くことはありません

 

おばあさんは お返事の無い方々には次年度は年賀状は出しません。

すると 少しずつ少しずつ 時には ガクッと年賀状が減り・・・

あまりにも 元旦に受け取った年賀状が減った年は 心臓がカチっとなったような気がしました。

 

寂しい・・・

という思いが正月早々湧き上がったのでした

 

年賀状だけやりとりしているお友達というのがいるのですが、

一言も書いて無く、印刷年賀状が届くのです。

寂しいという気持ちと義務感かなあ~という気持ちと

じゃあやめようかという気持ちも出てくるときがあるのですが、

相手に迷惑かも・・・とも思うのですが、

やっぱり毎年書いています。

 

 

 

 

 

いま、枕草子、古今和歌集、白楽天の読書会を

おじいさんと二人でやっています。

白楽天の琵琶行で

「声無きは声有りにまさる」

という 一節があるのですが、

それがすごく心に残り、

そうだ、相手は静寂を与えてくれたんだな・・・

と 思うようになりました。

 

 

 

静寂の中で聞く声は

思い込み、偏った見方

気分が悪くなる考えを

たいらにしてくれますね

 

 

 

今年は、宛名と名前が書いていなかったお返事の年賀状がありました。

付き合いの少ないおばあさんは すぐに筆跡で彼女だなと思いました。

彼女は、数年、年賀状が無かったにも関わらず、喪中の葉書がきて、

年賀状を復活したのです。

年賀状にはひとこと、ふたこと書いてはあったので、

もしかしたら、書き忘れたのかもしれません。

 

でも・・・

 

もう、住所は教えたくないのかも・・・と思いました。

 

年をとれば、あれこれ人には言えない事情が重なっていくし・・・

 

 

 

寂しさを埋めるために出す年賀状から

寂しさを受け取っているなら

やめりゃいいでしょ!なんだけれど・・・

 

 

 

 

なんででしょうね・・・

 

 

 

 

 

 

まるで、一年に一度だけ作るお節料理のように

やっぱり やめられない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒ヤギさんからお手紙ついた

白ヤギさんたら読まずに食べた・・・♪

まどみちおさんの詩

 

つながっていないようで

つながっている

 

目には見えねど

ご縁は有るような 無いような

そんなお付き合いが

お正月にはあります

 

 

年賀状は食べられないにゃ~、

田作りにねらいを定めている?猫ちゃん

 

電子レンジの上で待っています

 

 

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