原料や物流費の高騰が建材や内装材にも波及してきた。住宅の内壁や天井に使う石膏ボードは、最大手の吉野石膏が8年ぶりの値上げを表明した。フローリング材などでも製品価格に転嫁する動きが広がる。
吉野石膏は、11月1日出荷分から30%の値上げを決めた。2013年以来の引き上げで、一回の値上げ幅としては00年以降で最大となる。原料となる天然石膏は輸入品が多いが、世界的に建材向けの需要が増え「価格は毎年上昇している」(同社)。
新型コロナウイルス禍に伴う港湾荷役の混乱などで、原料を運ぶばら積み船の用船料は大幅に上昇している。トラック運賃も高止まりし、企業努力で吸収できる範囲を超えたと判断した。
〈中略〉
住宅メーカーによると石膏ボードやガラスなどが住宅コストに占める割合は1~5%程度にとどまる。ただあるハウスメーカーは「仕入れるのは数千棟分の量。『ちりも積もれば』で負担は大きくなる。住宅の販売価格に転嫁する可能性が高い」と打ち明ける。実現すれば消費者の負担が増えそうだ。
10/12付 日本経済新聞による
木材が値上がりし、今度は石膏ボード、ガラス、クロス、…ガソリンも上がっています。
この紙面でも言っているように全体の工事価格にすると1~5%UP程度ということであれば、仮に工事価格が2000万円だとすると20~100万円も上がることになります。
中間の2.5%で考えても50万円ですから大きな金額になります。
ただ実際のUP率というのは、まだわかりません。建材や内装材の利用割合は会社や仕様により変わりますので。
弊社では、これから着工する3棟分を今までの単価と比較し、平均値、UP率を算出していきたいと考えています。
今、打ち合わせをしている方もいますし、来年3月末までの契約までは、現状の価格で対応していきます。
木材は急激に価格がUPしましたので変動価格を導入しましたが、住設の新商品等により1~2%UP分は今までも値上げをしていませんし、その分は協力しなければ…。
伊藤工設計のホームページはこちらから
最新の画像もっと見る
最近の「地域型住宅」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2010年
人気記事