UA値:0.42タイプが小屋下300mm、壁で120mm厚を利用しています。
グラスウールの原料は珪砂、石灰石、苦灰石、長石、ソーダ灰等です。
これらを溶かして繊維状にしたものに接着剤を吹き付けて加熱形成します。
日本だけでなく北欧や北米、ドイツなどで多く利用されています。
かつては発がん性やカビを問題視する方が多かったのですが…。
最近では取り上げる人はいなくなりつつあります。
国際がん研究機構の発がん性分類において、グループ2Bに分類されていましたが
近年、見直しが行われ、その他の断熱材と同等のグループ3に分類されたからだと思います。
グループ1 :ヒト発がん性
アスベスト、ホルムアルデヒド、たばこ、アルコール飲料
グループ2A:たぶんヒト発がん性がある
紫外線、ディーゼル排気ガス
グループ2B:ヒト発がん性がある
コーヒー、ウレタン、スチレン
グループ3 :ヒト発がん性に分類し得ない
グラスウール、ロックウール、ポリエチレン、ポリウレタン、お茶、
カフェイン
グループ4 :たぶんヒト発がん性がない
カプロラクタム
お茶と同じレベルの発がん性となっています。
カビ等の問題は、まだ断熱の施工方法が確立していない時の初期の建物にみられたものが言われています。
グラスウールが結露し、ずれ下がったり…。
防湿層、気密層、空気層などがなかった45年ぐらい前の話です…。
グラスウールを利用しているのは価格に対しての性能がよく、防火性もあります。
一次製造エネルギーは大きいようですが…。
回収された空き瓶や生産工場内の破棄ガラス繊維をリサイクルし、再利用できることは良い材料だと思います。
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