太平洋戦争末期の一般家庭を描いた映画です。
広島市と呉を舞台に、当時どこにでもいたであろう若い女性の成長の中で戦争と生活を描いています。
8/6広島で原爆が投下、そして長崎と…。
終戦を迎えますが…。
戦争って何だろう…。
4/20付けの朝日新聞に作家の高橋源一郎さんの寄稿が掲載されました。
お母さんが原爆投下の日に広島に行く予定になっていたのですが1人前の切符が売り切れて乗ることができなかった…。
もし、乗っていれば原爆投下17分前に広島に到着していて…自分はこの世に生まれてきていないだろうと…。
主人公のすずは不発弾の爆発により右腕とそして姪をなくし、体も心も傷つきますが…。
戦争が終わり普通に生活できることに生きる望みを見つけたと思います。
普通に生活できている私はいろいろ考えさせられる映画となりました。
君の名は。の映画はデジタル的なキレイさがあったと思いますがこの映画はアナログ的な綺麗さがあります。
大正・昭和初期の建物もリアルに再現されていました。
石巻市にあるレトロな建物がその当時に人が出入りしているような感じがリアルに伝わります。
《高橋源一郎さんの寄稿に感銘し、深く考えさせられた一部を紹介します》
「この世界の片隅に」が異例のヒットになったのは、そこに、みんなが忘れたはずの「過去」が生々しく存在していると感じられたからではないだろうか。
いつしか、わたしたちは、「過去」のない人間、どこから来たのかを知らず、それ故、どこに向かうのかを想像できない人間になっていたのかもしれない。
過去を失う時、私たちは未来もまた失うのではないだろうか。
美しくも切ない、一本の映画の中で、作者たちは、記録と記憶を探り出し、「過去」を一から作り出そうとしているように見えた。
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