建築と都市をテーマとした施設で、谷口吉郎(父)の住居跡地に2019年に開館しました。
設計は谷口吉生氏(子)です。
2階には吉郎氏が設計した迎賓館赤坂離宮和風別館「游心亭」の茶室と大広間の和室が再現されています。
畳の敷き方は同じ方向に平行に敷いています。ゆえに畳の縁が重なるのでの幅を狭くしているとのこと。
吉郎氏は六角形を好んでいたそうで、照明のデザインや建具の取手(細長い)も六角形でした。亀の甲羅から来ているとか…。
最近だと…安倍さんが赤坂離宮和風別館「游心亭」でトランプさんをもてなしたようです。
父・谷口吉郎は金沢の九谷焼窯元の家に生まれました。
秩父セメント、東京国立近代美術館、ホテルオオクラなどの作品を残し、文化勲章を受章しています。前川国男とは大学の同級生です。
息子・谷口吉生は、土門拳記念館、MoMA(ニューヨーク近代美術館)、東京国立博物法隆寺法物館、京都国立博物館平成知新館を設計しています。
全てにおいて、縦の線と横の線がきれいな建築です。
この線は金沢の格子から来ているのでしょうか?
建具の線も、無駄な線は消していてすっきりとしています。
そして全体として力強い、建築を感じます。
何か吸収できないかと思い、土門拳記念館には4回も伺い…、東京国立博物法隆寺法物館も見学しています。
来年は京都国立博物館平成知新館を見学する予定です。
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