ウフフ日記

故郷のこと

昼食時にNHK番組「被災地からの声」を観ていました。

番組冒頭の映像で、唐桑御殿の家かな? って思い見続けていたら、
東京から震災後のボランティアを切欠に気仙沼唐桑に移住した女性が紹介されました。
「あッ Eちゃんだ」
両親からよく話を聞いている女の子です。

「なんさでもはまっておもしれ~わらずなんだ(訳:何にでも参加して楽しい女の子なんだ)」
小漁、畑、踊りと歌、何でもなそうです。

それは、孫みたいに可愛くて、時には友達みたいに仲良くしてもらっているそうです。

ある時、両親を車で送った時に、
そのEちゃんに会えるように父が計らってくれましたが、タイミングが悪く会うことができませんでした。

両親の話だけだと、若い子が移住?ということが断片的にしか解らなかったのですが、
番組のお陰でやっと解りました。

ありがたいです。
唐桑のお年寄りたちに、Eちゃんたちは希望を与えてくれていると思います。



この前の日曜日、唐桑大漁唄込復活推進実行委員会による
「郷土芸能劇 唐桑ものがたり」公演が、広瀬文化センターでありました。


控室でEちゃんを紹介してもらい挨拶だけできました。

去年の公演は、娘たちが行ってくれました。
今年も行くよ!と長女は言ってくれましたが、
東京から新幹線代かけては今度はいいよ、と(次女は用があっていけないと)
私が一人で行くことになりました。

想像以上に観客が入っていて、
内容も、期待以上によく出来ていて、
びっくりしました。

唐桑には、浜ごとの郷土芸能がいくつかあって、
それを後世に残そうと活動している保存会のみなさんと、
若い人たちが演ずる劇がひとつの物語になっていました。

父は郷土芸能のひとつ濱甚句の責任者です。



父が唄い、母が囃子を入れ、
幼馴染が太鼓をたたいて
当時、近所のお兄ちゃんが虎をかぶっていました。

私は嬉しくなって座席で一緒に踊っていました。
今でもメロディも歌も踊りも忘れていません。




余談ですが25年前私たちの結婚式にもこの虎が登場しています。
叔父さんが虎になりました。

私は田舎で数少ない商店の娘でしたので、近所の方はもちろん、顔見知りの方は大勢です。
みんなから声をかけられました。
「ミワコちゃん、しばらくだごど」

本当、まとめ役さま、ご苦労だったと思います。
ご年配の方々、実にイキイキとしていてアッパレでございます。
若い方々、ご年配さんたちにお付き合いいただきありがとうございます。
すばらしい出来栄えにとても感動しました。



Eちゃんと、公演を通して、
故郷を愛おしく感じた出来事でした。
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