さて、松代で地下壕などを見て回り、そのあと「心幸食しんこきゅう」という店でカツカレーを食べました。何でも水を使わず野菜を煮込んで作ったカレーだと言い、まあまあの味でした。ただセットで頼んだジンジャエールが400円。これは少し高いと思います。（個人的な感想ですが・・・）
この段階で13時になっています。高速道路に乗れば神奈川迄は２時間ほどで帰れますが、私の基本的スタンスは「出来る限り下道で」なので、松代からは千曲川に沿って上田に向い、上田から国道254号で松本に抜けるルートを決め、Google Mapに登録して出発しました。
この日は結構気温も上がり、周囲を見ると山間には入道雲がモクモクと湧き上がっているのが見えました。気になっているのは「にわか雨」。先日の三浦ツーリングの時の様な豪雨に見舞われるのはなるべく避けたい。それには早めに山間部を抜ける必要があると思いましたので、とにかく走り続けました。
上田までの間は左手の浅間山方面には大きな雲があったのですが、ウェザーニュースをスマホで確認すると、雲は基本的には南東方面に動くので、この雲が進路上に来る事はないと考えました。心配なのは松本市内に入った頃、上高地方面からの雨雲に遭遇する事だったのですが、松本市内に入ると予想はドンピシャ的中しました。
松本から上高地方面を見ると、山間の空は「真っ黒け」でした。これではいつまで天気が持つのか心許ない感じもしていました。ただ松本市内に入ると道路の渋滞もあって、思う様に進む事が出来ません。本当は小渕沢か韮崎あたりで中央自動車道に乗るつもりでしたが、そこまで空は持ちそうにないので、かなり手前になりますが塩尻インターチェンジから長野自動車に乗る事にしました。
塩尻から長野自動車道に乗り、岡谷JCTで中央高速に乗り換えて諏訪サービスエリアに入りました。この段階で空を見ると周囲は雨雲で囲まれた感じです。ウェザーニュースを見ると、須玉あたりから甲府盆地には雨雲が無いので、出来ればそこに急ぎたいと思っていた時、にわか雨が降りだして来ました。雨雲レーダーを確認すると、これから１時間程は諏訪周辺は集中豪雨に見舞われるようなので、バイクは２輪のパーキングエリアに止めたまま、店内に避難をして雨が通り過ぎるのを待つ事にしました。幸い、２輪のパーキングには屋根がついているので、それほどバイクが雨ざらしになる事はなさそうです。
私が雨宿りをしている中、雨足は予報通り強くなってきましたが、そんな中でもハーレーに乗った叔父さんグループは合羽を着こんで諏訪サービスエリアを出発して行きました。気合が入っているなと思いながら、雨の道路は滑りやすいので「御安全に」と思わずにはいられない感じでした。諏訪サービスエリアの出口方面を見ると、山が雨に煙って見えています。
結局、１時間半ほど雨宿りをして、雨が止んだ事を確認して諏訪サービスエリアを出発したのですが、その頃には夕方５時を過ぎており、先を急がないと自宅に到着するのは夜になってしまいます。小淵沢あたりでは、また雨が多少ふっていたので、走っていると洋服が多少濡れてしまいましたが、とにかく先を急ぎました。まあ急ぐといってもGIXXER150では100キロ巡行が関の山なのですが、まずは須玉ICの先、双葉サービスエリアまで走る事にしました。
途中、高速の電光掲示板を見ると「小仏トンネル～大月 渋滞20キロ 1時間半」と出ているのを見て、これで自宅到着は夜になる事は確定です。
車の場合、夜でも比較的見通しも良く危険性は低いのですが、やはりバイクでは暗くなるとライトが明るいとは言っても視界は確実に低下します。また渋滞などで車のヘッドライトが多くなれば、バイクのライトもそこに紛れ込んでしまいます。結果、車からバイクの視認性も落ちるので事故のリスクも高くなります。そういう事で私は夜道を積極的にバイクで走りたいとは思わないのです。
双葉サービスエリアに到着して八ヶ岳方面を見ると、遠くにうっすらと先ほどの豪雨をもたらした雲が見えました。松本市内をもう少し早く抜けれれば、この双葉サービスエリアも16時頃だと思っていたのですが、既に時間は18時になっていました。そして諏訪までは涼しかったのですが、双葉はとにかく蒸し暑い感じでした。
この日ですが、松本市内を走っていた時、スマホから緊急地震速報のアラームが鳴りました。見ると松本で震度３の揺れでしたが、震源は能登半島で震度６弱だとありました。今まで能登半島で大きな地震というのは聞いた事がありません。やはり何かが変わってきているのでしょうか。そんな事を思いました。
さて、双葉サービスエリアを抜けて中央高速道路を走っていくと、勝沼から先で渋滞が始まりました。電光掲示板では大月とあったのですが、走っていくとトンネル内で２台の車の玉つき事故が起きていました。またその先のトンネルでも自動車が壁にぶつかる単独事故が起きていました。やはり皆さん疲れているんですかね。行楽地帰りは気を付けなければいけないですね。
その後、上野原から小仏トンネルまで渋滞となり、この日に自宅に到着したのは夜9時を回っていて、走行距離は399キロとなっていました。
以上、松代ツーリングは終了です。
