今日1番の発見――「茶しばく」という言葉の意外な広域性。
今日2番目の発見――「カフェ」を「キャフェ」と発音すると、笑われる。もしくは、引かれる。
先週の3番目の発見――焼肉屋で「グラスハープに挑戦!」すると、眉毛がビーバップハイスクールなお兄さんに、「ほかのお客様のご迷惑になるのでやめてください」と、コメカミに青筋を立てられつつ、引きつった営業スマイルで怒られる。
「テメーの眉毛の方が、よっぽど“ほかのお客様のご迷惑”だよ」
と、思った。そして、久方ぶりに自分の人さし指を酷使して鳴らせしめた、グラスハープのまるで蟲笛のような音色が、今も耳にのこって離れないンだ。
必然なのか、それを脳内BGMとして、キャフェで茶しばくという行為が、暗号強度256ビットの事実上不可逆な符号化を経て、両の耳の三半規管をパラレルに素通りしていく。
あとに残るは、鼻腔をつたう淡い残り香……失うは、平衡感覚と知る。
見えない波長と、見えざる振幅を、視覚的に捉えられるとしたら――
こんな機械を買ってもいい。
……にしても、高いな。
こんな機械が、138,000円もするのかよ。
今日2番目の発見――「カフェ」を「キャフェ」と発音すると、笑われる。もしくは、引かれる。
先週の3番目の発見――焼肉屋で「グラスハープに挑戦!」すると、眉毛がビーバップハイスクールなお兄さんに、「ほかのお客様のご迷惑になるのでやめてください」と、コメカミに青筋を立てられつつ、引きつった営業スマイルで怒られる。
「テメーの眉毛の方が、よっぽど“ほかのお客様のご迷惑”だよ」
と、思った。そして、久方ぶりに自分の人さし指を酷使して鳴らせしめた、グラスハープのまるで蟲笛のような音色が、今も耳にのこって離れないンだ。
必然なのか、それを脳内BGMとして、キャフェで茶しばくという行為が、暗号強度256ビットの事実上不可逆な符号化を経て、両の耳の三半規管をパラレルに素通りしていく。
あとに残るは、鼻腔をつたう淡い残り香……失うは、平衡感覚と知る。
見えない波長と、見えざる振幅を、視覚的に捉えられるとしたら――
こんな機械を買ってもいい。
……にしても、高いな。
こんな機械が、138,000円もするのかよ。