Gomachan の後悔・・・航海日誌(?)

我ながら良く続いています
内容はともかく・・・
SINCE May-2005
続いているとは言えないですね

出ました (エンディング?)

2006-06-06 21:32:18 | クルージング
しばらくは 風を横から受けてのアビームで快調に
時々ブローも入り、風も予想に反し 上がってきました
オーバーヒール状態をキープしながら(?)
7kt前後で クルーズ(潮も順) 私はヘルム(舵)を取っていましたので
ブローが入るたびに、上らしたり、落としたり(と、言ってもティラーを前後に
10cmくらい動かすだけですが・・・)
時々、オーバーヒールで 波がデッキを洗っていきますが(2名のハイクアウト)
23fで4名、3名のハイクアウトで簡単にヒールはつぶせます
(艇の外側を向き腰掛け、足を空中に投げ出すカッコ)


ふと、右舷を見ると 組織の物と思われる船に、だ捕された漁船が、強制曳航されていました。危なく、私たちもだ捕される所でした。

「う~ん、このあたりも安心して航行できなくなったな~」

最近は例の暗号解読に加え、私も無線の盗聴を始めました
先に、的の動きを知る事が大事なのです。

自宅でも聞こえてきます「横浜ポートラジオ、横浜ポートラジオ、こちらは○○です」
「こちらは横浜ポートラジオ、チャンネルふたまる、20へ変波してください」
と、しょっちゅう聞こえてきます

観音崎前から 変進し 海驢を目指すころには風が真後ろ(ランニング)になり
ました。
5~6ktに低速も落ちたところで、誰からとも無く「観音開き(メインとジブ
を正反対に出して 後ろからの風をセール全面で捕らえる)はどうか?」との声
私は、やったことがなかったのですが、スピンポールも在るので「やりましょう」
と、ジブにスピンポールを入れ、良い感じに ポート(左)へ開く(メインは 
スタボー)・・・帆掛け舟のように低速も6.5ktくらいまで上がり
良い感じ
この時、私の格好は 電車でマリーナに来たままのズボンと薄いシャツだけ
「追い風なのでスプレーも無いだろう」と そのままでした。
普通なら、ココで突然スプレーを浴びてビョショ濡れに・・・・と、なると面白
いのですが、この日はまったく 予想通り、この時間くらいからお天道様も
(*^。^*)を見せて、厚いくらいになりました。

途中鳥山が立っている中を突っ切ったり「鳥、敷いちゃう」くらいで・・・
いつもなら、即! ジグを投げているのですが、今日は あまりにも気持ちいい
のでそのまま通過。(カバンの中には忍ばせてあったのですが・・・)

剣崎沖を回り、城ヶ島大橋を確認、ココではまだ我慢で直進(網が入っているの
で)
3時に大橋を見てジャイブ、ここらで観音開きを終わらせアビームで灯台を通過
湾内でセールを下ろし、無事三崎に到着です
時間は13時前 3時間30分の クルーズでした

ココで、うらりに止める予定だったのですが、なんと(半分予想通りだが・・・)
ボートでいっぱい(すでに横抱きしている常態)もちろん反対側の岸壁も・・・
仕方が無いので 先のほう(漁船の荷揚げ場所)へ仮着岸、
本船用なので 岸壁が高く 例のでっかいダンパーが付いており フェンダーが
役に立たない・・・(今回は 大型のしずく型が在ったので OK)

ちょこっと裏通りで食事をとり、出港となりました・・・・
機走で 橋のたもとまで来たときに「GPSが無い」と、Uさん
実は、MさんはハンディGPSの電池が無いから、三崎で購入しようと思って
持って上陸、食堂で 電池BOXのふたを開けて閉めたら 電源が入ったので、OKとなり、そのままそこに置いてきてしまったのでした。

すぐ、転陀、Uターンをして ますます止める場所が無い中のピンポイントに槍
付け、漁船の沖渡状態でバウを岸壁に、無事回収して戻ったUさんは 缶コーヒー
を1本、 1本だけ持っていました(一同 ひんしゅく!!!(ー_ー)!! )

私は、帰路に先駆け、「今度はのぼり・・・スプレーが・・・・びしょびしょ・
・・」と、今度は、完全装備(でもないが)
ゴアのズボンを履き、シャツの上に パトリング(カヤック用)のシャツ(これ
は、なかなか良くて 首と、手首、ウエストがネオプレーンで締められ、水が入っ
たこない、そのくせ すごく薄くて軽い、・・・その上にウインドブレーカを羽
織、帽子もかぶってました。

案の定、湾を出て東へ向かおうとしましたが、真向かいの風 潮も逆、
行きの連れ潮とは大違い、中々上れません、知らず知らず南南東150度へ、落ちてました
修正をかけ、ぎりぎりで上ります、このころからうねりも出てきて ウサギが少し見え始めました。そして お約束の スプレーシャワー
大正解でした。「備えあれば憂いなし」問題なく(?)時々スプレーを被りながら
5kt前後で上っていけました。 (もう少し落せば艇速は上がりますが距離が伸びますので、我慢の上り)
ここでワンポン入れておきました
1時間経っても、まだ剣崎を越えていませんでした(^^ゞ
この日、船長Uさんの調べにより 潮の転流は16時過ぎとのこと
それまでは、この状態でなんとか船を進めます

そうこう言っても5kt前後は出ているので、当然、時間5NMは進んでいきます
ここで、こらえきれず エンジン始動、機帆走を始めたのですが
うねりと、ヒールで ペラが浮いてしまいます
時々空回りで、回転が上がるので、スロットルは弱めにあけて・・・
全く意味が無い状態なのでエンジンストップ
(この船は船外機がトランサムの右に付いていますので左にヒールすると
すぐに浮いてしまいます)

久里浜沖に入ると、いつものとおり三角波が立ってます、少し沖だしして
スプレーを浴びながら回避、そのまま観音をかわそうとしたのですが
上りきれずに コーチヤへ向かってしまいます。
そこで今日2回目のタック・・・・
今度は波が真ん前から入ってきます、バウの上下は大きくなり
スプレーも当然多くなります。
しかし今度は 右へのヒール、Sさんの考えで エンジン始動
機帆走となりました。
これは大正解、かなり上る事が出来ました
浦賀の浮標と観音沖を一直線に見てタック、しかし今度はエンジンが浮く
だいぶん機帆走で上っていたため エンジン停止で帆走となりました
これも大正解で 船は安定し艇速も上がり順調に観音をかわし
海ほうをかわし、猿島を左に見て、横須賀方面へ、
このあたりで、日が落ちて 航海灯を点しました
まだまだ あたりは良く見えますが・・・・。

八景島沖で完全に真っ暗になりました
このあたりは、街の明かりと灯台、灯標が入り乱れ
中々、判りにくいですね~

GPSを確認しながら YBMを目指しますが、更にうねりと波が高くなり
すごく走りにくい状況に、暗くて水面(波)が見えないので
突然、持ち上げられたり、スプレーを浴びたり
ビックリハウスかお化け屋敷のような航海です

周りに、プレジャーボートの姿(明かり)は見えず
居るのは、遠くの本船だけです

やっとYBMの入り口を見つけて(私はYBMから出たことは有りますが入った事はありませんでした、まして夜間に・・・・
この時すでに19:30
ここでセールダウン(暗い事もあり、ちょっと手間取りましたが無事ダウン終了)
機走となりましたが、ここで改めて海面の荒れを認識(セーリングしていると船はとても安定しています)
ちょこっと入り口を間違えそうになりながらも、無事ゲストバース到着
すでに20:00、ここでセールをたたみなおし、ジブを元に戻しました
そして、自分のバースに戻ってと思って、ふと 後ろを見ると
プロペラの部分が青白い、「ポンツーンに水中ライトが有るのかなぁ?」
「ポンツーンを離れてもまだ青い・・・」そうです。
夜光虫です。
とても幻想的な、青白い光が プロペラの掻いた部分だけ 3~5mも幅30cmくらいで
光っていました。
バウの下を見ると同じように青白い光を掻き分けて進んでいました。
バースに戻り、フェンダーを海面につけてみると、そこだけ青く光ります

舫をし終わったのが21:00でした。
「お疲れ様でした」
次回は、八景島沖でアンカ打って、まったりか、保田へのグルメか・・・大島か、と言う話でお別れしました。

PS:だいぶ前に書いた、ヒップガード・・・ほんとに、役に立ちます
皆さん、スプレーで濡れた シートに座り オイルスキンを通してびしょびしょらしかったのですが、私は全く問題ありませんでした。
すわり心地も良いし・・・・
Mさんが欲しがっておりました・・・・。

天気 曇り、時々晴れ
風:北東、北北東、東・5M~10M
潮流: 観音崎 転流9:38 最強12:32 SE0.5Kn 転流16:52 最強20:29 NW1.0Kn
航程 47.2NM
だそうです

移動時間 9:00
停止時間 0:59(昼休み)
最高速度 8.6Kt  (間違いの無い 行きのデータです)
参考=12.4kt(帰りのサーフィングで2分以上出ていましたが・・・?)ありえないと思う
平均速度 5.2kt
総平均(停止も含め) 4.7kt

メンバー Mさん、Sさん、Aさん、私の4名
ガソリン消費 多分2~3Lくらい
ビール1本+お茶1本+コーヒー1本(私は最初から持っていた)
Sさん持参のレーズン入りクッキー・・・中々好評でした
Aさん持参のチョコレートスナック・・・・行けます。

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