Gomachan の後悔・・・航海日誌(?)

我ながら良く続いています
内容はともかく・・・
SINCE May-2005
続いているとは言えないですね

MOB

2009-12-19 23:22:18 | クルージング
今年も後、2週間ですね

強い寒波が押し寄せ日本海側では大雪になっていますが
関東では乾いた北の風で 天気はピーカン
北の強い風・・・

昨日の土曜は等圧線が列島に7本もかかり
どう見ても強風
と言う事で、よく日曜日の出航
朝から天気も良く、その割りに放射冷却もそれ程無い感じの朝
今日はOhさんに家の傍で拾ってもらう
予定時間より大分早く到着でYさんも一緒でした
ハーバへ向う

渋滞も無くコンビに経由で30分弱で到着
前回見た馬車は方向が変わり同じ場所に止まっていました
(ohさんによると馬を連れている人が本当に居るとの事)

最近、周りでMOBの話題、ニュースが有ったのを機にポイント・オブ・セールの練習を計画

風はそれ程強くない4m程か・・・
出港準備を済ませてブリーフィング
今日はMOBの練習・・・・と言ってもMOBをする訳ではなく
MOBの救助の練習ですね・・‥勿論


PCに接続したGPSと海図ソフトを確認
ちゃんとプロットされている
キャビンで使用するには良いですね・・・
でも、MOBボタンは押せませんね

シングルターン・Wターン(ツーターン)・ウィリアムソン・ターンの使い分け
違いを説明して
10時過ぎ出航


(お手製のダンブイ1号)

空気もきれいでみなとみらい地区を見渡し、遠くには富士山も
いつもどおりベイブリッジをくぐり何故か南の風(SW)に立てる為、右折(?)
シンボルタワーの前でセールアップを行い沖だしする

(キリンの口から波動砲を撃つ瞬間を捉えた写真)



本牧沖で練習開始、まずはウィリアムソン・ターンの手順だけ自分用に確認
何処でジブを出し、メインを引くか・・・


(ピーカン(=缶ピースの紺碧な色だそうです)の空)
で、ダンブイ投下、60度落とす
すぐに60度上らせ、タック・・・ここでジブシートが引っかかりタック失敗で
落として加速後再タック
そのままベアしてアビームで近づき追っ手で減速(セールを出さない)
MOBの下を通過しそうになる手前で上らせる
そのままヒーブツーにしにて上から救助
ティラーを持ちながら自分でダンブイを確保できました


(関係ないけど馬鹿でかい貨物船)


赤いきれいな漁船が網を曳いていました
大型の貨物船と漁船・・・この風景、好きです



このとき風は6mほど、うねりは無し、波高50cm
時々ブローで30度ほどのヒールが楽しめる状況だが大体20度~25度のヒール

次はライフスリングを使っての救助
これは落水者が見えれば比較的簡単に確保できる特に機走時にはかんたん
だが、帆走で行う・・・

その前にサークリングの練習
サークルと言うよりスクエアになってしまったが
何とか720度を完了


(富士山も見えます)

暑くなったきたので交代・・・・Ohさんのチャレンジ
いきなりダンブイ投下
続いて、ライフスリングを投げ込む
目標を確認しサークリングを始めるが中々難しい
シングル想定なのでティラーを持ち、ジブを入れ替える
(入れ替えない=ジブを返さないやり方もあります)


(落水者とスリング)

風も上がってきて8m近くなってきた
ウサギも跳ねている・・・
どうしてもリーチングから上りになる時のジブの引きが足りなくなり(遅れて)
クローズホールドまで上る前にシバーしてしまい失速
タックが返らない状態で押し戻される
そのまま逆に切り反対方向からのアプローチ・・・
苦戦が続く・・・・がそのうちこつを掴んできて
スリングのロープがブイに絡む用になる

再度チャレンジを行っていると
遠くの本船がこちらに来るので・・・・
「本船が多く通るので他へ行け」との小船が近づきお願いされる
お願いより、本船が近づいてくれば当然その前に逃げ出しますが・・・
で、移動をしようと思うが、ダンブイの回収が出来ず
船はこちらに向って来る・・・
とりあえず機走で退避・・・・
ダンブイは後で回収と、言う事で本船とすれ違う方向で沖だしする
このとき風は8mを超えている様、ウサギも1杯に・・・
うねりも入りだしたが高さは大した事がない


(本船は我々の練習の場所から500mほど先でアンカーをレッコしました
そして先ほどの小船がドッキングしていました=パイロットでは無い)

少し沖だししてヒーブーツーで休憩
ついでに昼食の準備
Ohさんがうどんを作り始める
が・・・・船は対地1.6ktで航路方向へ流れている


(判りにくいけどウサギが現れています)

出来上がっても食べてる余裕が無いと判断し船を戻す事に
なるべくヒールさせないコースを選ぶが
アビームまでが限界(ランニングだと横浜港の入り口に入り込む)
でセールを逃がしながらのクルーズ・・・
それでも6ktほど出てしまい
ヒールより 波を超えた時の揺れが大きくなる
ヒール角30度までに押さえるためジブ・メインとも目一杯出すが完全なオーバー
セール

これも楽しいが、中でうどんを作るOhさんは必死
先程まで、ややマッタリ気分だったが
一変し、強風モード
クルージングならこのくらいが楽しいが、
鍋には向かない・・・
揺れるキャビンで調理、揺れにあわせてOhさんが鍋を抱えて
・・・・大きくよれた時には鍋を持ちながら反対側へ飛んでいったよう


コックピットでも傾いた(ヒール25度)ヒーブツーの
シート(椅子)に鍋を置き
器に取り分ける・・・・

上側のサイドデッキに座り、暖かいところを頂く
私には天国気分だが・・・
揺れに合わせて器を水平に・・・・
しかし、冷たい風のせいで、熱いうどんの表面はすぐに冷めてしまう
できれば 鍋を囲みながらの煮込みが良いかも知れない・・・・
無理か・・・
コックピットに前後左右に動くジンバルが欲しい所・・・
と、言いながら
暖かくて中か中良い感じでお代わりも・・・

教訓:荒れた海でのうどんには無理が有るかも・・・・
しかし、10m程ならヒーブツーで暖かい食事が可能

湾内(東京湾)なので16~20ktの風でも波が無いだけ
ヒーブーツーでも快適、
風があり、船が押さえつけられている為か・・・

更に判りにくいがウサギが沢山散歩を始める


食事も終わりジブを返し離脱・・・
と同時にジブを小さくしワンポンを入れる
MOBの捜索を再開する事に
ところがMOB中に食事をした事もあり
また、風と波が強くなり、見当たらない
・・・・・・・・・やはり、見当たらない
・・・・・・・・・・・・・・何処にも、見当たらない
ワンポンの威力でヒールは25度に納まる
ウェザーも感じず・・・・
しかし速度は維持でき
そのおかげでスプレーを浴びる


★練習用ダンブイは自作も多いが
ライフスリングまで自作・・・・
これには恐れ入る・・・
ちゃんと製品のような仕組みになっている
後は浮かぶ(比重が軽い)ロープがあれば・・・
(今回は重い細引きだったのでダンブイになかなか絡まなかった(下を通過))

さすがに日が暮れると寒くなる・・・
港内に入り、最後のアプローチはまのぼり
向かい風が冷たい
ドジャーに身を隠す・・・・ほど、私は小さくない?
無事ドッキングでキャビン内で休憩
普通なら暖かいものだが、私は冷たいのを(5%)頂く
船から出ると

更に気温は下がっている、特に手が冷たい(当然冬支度の装備だが手袋はしてい
ない)風もさらに上がり10mほどだろう

ハーバーに鎮座(?)するパワーボート1隻がイルミネーションを実施中
なかなか綺麗な新製品らしきLED・・・


帰りも、自宅の脇まで送ってもらい
あっという間に到着・・・・

この日の風


と、昨日練習した海域を見ながら書き留めてみました
今日は穏やかに見えますが・・・・
ロストしたダンブイも勿論見当たりませんでした
・・勿論また、作るそうです

MOBの練習は体もあったまり楽しいですね
本番が無ければ良いのですが
良い練習です、次回はクイックターンも・・・

OhさんYさん、また遊びましょうね
宜しくお願いします

今日のおさらい
MOBレスキュー手順

キック 
落水者側に舵をとり、船尾(プロペラ)を離します。
(セーリング中でもペラが廻ってる事があります
廻ってなくても危険ですので)

本船では特異な回頭(旋回)方法 落水者を救助するには、船を停め、ボートを降
ろし、揚収に向かう方法がオールドファッションな方法ですが、船の停止に距離と時間
がかかり、落水者から遠ざかるため、そのまま航走し、回頭して戻った方が能率
的な場合があります。その場合の回頭(旋回)方法が、3つあります。

この3つは、規模を小さくしそのままセーリングボートで使えます

 ウィリアムソン・ターン 
一度落水者側に転舵し、次いで反対側に転舵し、原針路の反方位まで回頭し、真
正面から原針路に戻る方法。視界不良時や夜間に有効。

 ツー・ターン 
一度落水者側に転舵し、一旦180度回頭し、更にもう一度落水者側に180度回頭し、
もとの針路に戻る方法。操作が簡単で、落水者を見失うことがない。

 シングル・ターン 
落水者をやり過ごしてから、落水者側に転舵し、落水者が船首に見えるまで回頭
し、落水者に向かって接近する方法。落水者を見失うことがない。


(*業務連絡:BBQは4つ在庫になっています)

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