師走も師走、今年も後2週間程ですね
先週は強風で船は出しませんでした
それはそれで楽しそうなのですが・・・
今週こそはと既に先週の週初めには天気図と相談、土曜の天気が悪いことは想定
済みで日曜へ、他の仕事(とくには無いが国家業務が発生)をこなして
途中、ランチを調達しハーバーへ
それにしても異様な暑さ(?)汗びっしょりになり、船に着くなり
Tシャツ1枚となる(特に厚着をしていたわけではないのですが)
それでも寒さを感じることなくいられる
気分は春スキー・・・・
取りあえず「プッシュ~」と冷やしていない缶入り飲料を飲む
今日は誰も居ない様だ(昨晩、X'masパーティだったので船に潜り込んでいるの
か、水の中にいるのかは不明であるが可能性は有る)
ドジャーの角(パイプフレームが通るところ)の生地が擦り切れてしまっている
前回、ナイロンテープを用意したのでそれを縫い付けて補強する
スピードステッチャーでブスブスと刺しては下糸を通し締め上げる
なかなか楽しいが上下にテープが有るので上から指すと下側が都度離れてしまう
そこでテープにボンドを塗り貼り付けることに(縫い目だけではなく面で留めら
れるし)端は縫い代とし中央部に適等にボンドを塗り、半乾きまで飲みながら待
つ
適等に張り付けてブスブスと縫う テープ1本縫い付けたところでますます暑い
空はピーカン
風は北だが暖かい、艤装開始・・・
15分で完了し、エンジン始動、冷却水の排出を確認(問題なし)で舫いを外す
風は何故か前から吹いている(北風だから良いのだが、いつもは真横(NEか)か
ら吹きつけてるのに
出航10:45で、ラジオを聴きながら船を出す
海面は静かだが・・・ハーバーを出たところで
突然、「ボコン」と、船底から音と衝撃が
何かにぶつかったのかと海面を見渡すが何もない
沈んでいるのか?
ペラは何でもない・・・(回転と速度で)
気を取り直して、船を進める
(まだ、泳いで帰れる距離です)
暫くするとまた「ボコン」と・・・???
キャビンを見るとキャビンに置いた差し板が倒れた音でした・・・(^◇^)ゞ
黒鯛釣りの釣り人は元気です
前回、ジブが引っ掛かったのでオーパイを入れて
水路でジブを展開・・・・問題なし
再び巻き取り橋を潜る
数か月の工事(前回は警戒船がうろうろしていた)埠頭の角は
工事前と何が変わったのか判らない状態で工事は終了したようだ
風は真北なのとドジャーの陰で風も感じない
日差しだけが届き前回とまったく違う状況
(贅沢な一日)
北風なのに風が生暖かい気がするのは何故?
富士山も見えてますが霞んでいるのでそれほど吹かないと思います
シンボルタワー前で方向転換し風に立てる(最近はNEの風ばかりでそのまま上げ
られることが多かったが)
問題なくフルフルでセールを展開し東に向ける
エンジン停止、ラジオはF(A)EN、音楽がはっきり聞こえる
波を切る音と風の音、遠くにタグのエンジン音
(表示は5.9kt)
アビームで速度は5kt~6kt程、
少し上らせて(クローズドリーチまでいかないが)ヒールも楽しみながら
錨泊の本船のバウを交わす
オレンジ色は大きな俵フェンダーではありません
救命艇を下ろして非難訓練中(?)・・・・避難
交わしたら落として、ジャイブ、なかなかジャイブもいい感じに決まるので
5分おきのジャイブを行い南下する
南から一隻のヨットがくるがかなりヒールしている
300mほど前でタックし北東へ進んでいくがヒールは潰れない
(と、言う事は、このまま上ると同じくらいのヒールは覚悟する必要が有る)
フリーで遊んでいたので風の強さを感じていなかったが・・・・
まぁ良いかとさらに南下させる
根岸湾の入り口で上りに変える(Uターン)
いきなりスプレーの洗礼を受ける
ずぶ濡れだが寒くは無いので良いとしよう
急いで脱いでいたオイルスキンを着込む
(それでも暑いので前は開けっ放し)
(ビショビショですがすぐに乾きました)
スタボータックにするとスプレーは収まり波を切る音とティラーが振動する感触が
楽しめる、更にメインを詰めてヒールを楽しむ
(今日はガンネル水没には至りません、常識内のいい感じのヒールです)
タックも繰り返すがこの風でオーパイでのタックがどんなものか確認してみる
バウが回るまでの時間が掛かりすぎるのと、タックの角度が大きすぎその後手動
で修正が必要になることが判る(90度以上回っていると思う)
即、オーパイを解除しティラーを握る
・・・・いつも通り速度が落ちる(-_-;)
オーパイ君の直進操船にはかなわないのか
意識しして手(舵)を動かさないようにし10度ほどずれたらゆっくり修正を試し
て遊んでみる
「すみませんこれ以上上れないので」と心のなかで叫んだら
避けてくれました、見えないけど手を振ってお礼
これにも飽きて、手を離して操船(?)する
当然、ウェザーヘルムで切りあがるが
先ず、ジブを出し、メインも出して切りあがらないところ(ニュートラル)にセー
ルを出す
結構帆走るもので3分くらいは何とかなりそう
(波でバウを落とされるので少し上りのセットが必要)
いつもメインを上げる時もオーパイを使わないので当たり前なのですが・・・
そういえば昔(数年前)セールトリムだけでタックする練習をしましたね
舵が壊れても大まかな針路は維持できる(?)
*この船にはエマージェンシー用のラダー(2mは有る)とティラー(通常の物よ
り立派な)が有るので心配はないのですが(一度も使ったことが無いのが心配で
すが)・・・今度やろ~
本牧まで戻ったところで海釣り公園目掛けてアビームで突っ込む
手前でジャイブしまたアビームで沖だし
再び岸を目指し、今度はタックで沖だしする
午前に交わした錨泊中の本船まで沖だし(かなり沖だった)
していたら海保の船がまっすぐこちらに向かってくる
気にせずに本船前でタックをしNWに向けると方向を変えて港内に向かっていきま
した(一番北側のコースで)
私も戻ろうかと思ったのですが気持ちいいので再度タックでヒールを楽しみなが
ら横浜港の入り口沖を横切る(ここは北の風が通るので風が強いですが通り抜け
るまでなのでそのままオーバヒールで通過)
(これはまだまだ余裕のマッタリです)
ふと気づくとエンジン音が大きくなって来る
周りに船は居ないのだが・・・・
もしや、と思い下側(ポート)へ下りてセールの影を見ると
トロール船(底曳)が向かって来てました
完全なコリジョンコース!
距離はまだ大丈夫なのでそのままぎりぎりに上らせ(本当はまだ余裕が有りそう
だった)漁船とP2Pですれ違い(距離15m)、曳いている網が完全に沈んだか無い
と思えるとこまでまっすぐNEへ50m~100mほどで再びNへ舵を切り横切る
実際にはまだ余裕はありましたが、「もしや」と気づくのが遅ければ大変なことですね
ジブセールの陰には気を付けましょうね(横浜では特に)
シングル時は注意して時々見ますが、ヒールがきついとあまり見なくなり死角が
続きますね
船が遅いので時々で大丈夫ですが気を付けましょう( ..)φメモメモ
という事で翼橋の前でUターンし南下
そのまま入れる角度なのですが
大きなコンテナ船が南から来て入港する様(本牧向け)
航路警戒船(タグ)も居ますので
セールを少し引き込んでのランニングで速度調整、2kt程でやり過ごす
前ばかり見ていると後ろからも来ているので注意(これは把握していました)
さて・・・と思ったら今度は自動車運搬船が北上中
これは大黒に着ける筈
速度調整を続けるが、漂うにも限界が
この航路を横断しなければならないのですが行きは良い良い帰りは・・・・
大型船の入出港時間を事前に確認しましょうね
本船のスターンに合わせ少しづつ上らせ、速度も増していく
無用に舵を動かして速度を落とす
それにしても良い天気
もう大丈夫、と判断し一気にスターンめざしてアビーム状態で6ktほど
追いついてしまいそうだが、向こうも6kt以上は出ているので大丈夫でした
風がNWに変わってきたので(横浜港の奥から吹いてくる風)
エンジン始動、そのままジブを巻きとり、まのぼりの飾りメインの機走で
シンボルタワーをめざしメインダウン
港内は真向いの風、防波堤の釣り人回収の瀬渡しが行ったり来たり抜かれたり
おなか一杯遊べた割には早めの帰港(明るい)が出来ました
(本当のおなかが空いたので)
帰港間際に今度は水上警察の船が赤灯を回してかっ飛んで行きました
舫いを固めて遅めのランチ
まだ、暖かいのでコックピットで一人ランチ
今日はマス寿司風、サーモン寿司
形は似ているのですがまったく別の物でした(そもそも寿司だったのかな?)
自然に冷えたビールも「プシュ―」
ふとクラブハウス前見ると、何やらロケの真っ最中
ブルーシートで囲われた一角で「スタート」「ハイ、OK」の声が
レフ版を急がしそうに動かし、マイクは空を飛んで居る・・・
何のロケだろう・・・
(帰りは黒い幕の中で撮影してました、そのわきでモニターを見ながら「OK」と
か・・・・)
寒くなる前にと思い、解装を済まして船を後にしましたが
全然寒くならず着ていたフリースをザックに詰め込みました(^^ゞ
本日の風と天気図
低威圧が東へ移動するに従い(高気圧圏内になると)北の風が強くなって来ました
本日の航跡(APRSの電源プラグが抜けかかっていて一部しか取れてませんでした)