その女といた (ヨディ)
ここがこの映画のいいところ。マギー・チャンかカリーナ・ラウか。 スーかミミか。
ヨディ(レスリー・チャン)はどっちをより好きだったか?
かっこつけずに書けば一番知りたい。
脱げよ、彼女のスリッパだ。(ヨディ)
この場面も好き。
こういう項目について、男性にきいてみたら、いやきいてみなくても答えはわかる。
どっちも好きだったんだよ。
ひとついえるのは、カリーナ・ラウのミミも、レスリー・チャンのヨディも、ダンスができる。 ミミはダンサーだし、ミミがかえったあと、一人で音楽をかけて踊り始めるヨディ、いいね。
むかし「蒼ざめた馬」という本を読んだのね。
主人公が手の届かない女に苦しい恋をしながら、すっかり手に入ってしまった女にうんざりしている場面。
たしかこんなモノローグだった。
かつて、彼女は王妃のように僕に身をまかせたのに、今では愛の乞食のようだ。(記憶)
ヨディの手の届かない苦しい恋の相手。それは、フィリピンにいる本当のおかあさんで、王妃のように身をまかせたのに云々の恋の相手が、スーとか、ミミになりますね。 育ての母との間柄にもちょっとだけ、恋に近い香りがあると思う。わからないくらいにだけど。
それにしても「楽園の瑕」のキモとなる、「愛していると言わなかったから(彼と決別して兄嫁となった)」という台詞は、弱いと思う。「大英雄」の「愛していると3度言え」は好きだけど。笑える。
こんにちは。
みなさん、名優とスターって、ちょっと違いますよね。たとえば、歌のすごくうまい人と、もっとうまい人はいそうだけどなぜか目がいってしまう人。
目がいってしまう、とか、聴いてしまうとか、そういうのがスターです。
もちろん、そこまでいく俳優は、みんな「うまくて目がいく人」なんですが…はい。まあ、そのひとの特性がそうなんですよね。
スターは愛されます!
わたしは、90年代の香港映画をみるたびに、レスリー チャン、早く出てこないかな?ってわくわく待っています。 「大英雄」なんて。
「妹弟子には悪いが…(と、花束をかかげて王女様のもとへ)」というなんでもない軽い台詞のおもしろいこと!
この人は「さらばわが愛」でパルムドールをとるすごい役者であるかと思えば、こんなお馬鹿な役を誰よりも楽しく(楽しくなるのは観ているわたしたち)演じられるのだ。
いいなあ、喜劇性のある役者さんって。
そして、シリアスな役もすばらしいわけで。つまりスターといわれるひとたちってある種のかわいらしさがある。
いま、トップガンマーヴェリックを何度も観ているひと(わたしとか?ごいっしょしてくれてるおともだちとか?そんなひとたち)って、トム・クルーズが「…(にやりとして)まだ(少将は)来てない…(だから今、イテマエ!笑)」と言う場面が、好きで何度もみにいってないですか?
いたずらっ子のこと、わたしの国エジンバラ(もちろんスコットランドの首都のことではない)のことばで「ワリコトタレ」(悪いことする子)っていうんです。
また明日。
皆様、はじめまして。メアリ女王と申します。
公開のブログははじめてです。ですますと、そうでない文体が入り交じる癖があります。
きょうは、亡くなってしまった香港スターのレスリー・チャンのことを書きます。
90年代はレスリーにすっかりイカれてしまって、深く恋してしまっていた。
21世紀になり、あることにかまけるようになって、あっというまに15年が過ぎた。
香港映画の話、レスリー・チャンのことは、きらいになったわけではなかったが、「その話は昔のわたしに似ている」とばかりに、またかまけている項目に舞い戻った。
そのあと、わたしは、ひとりになり、さらに数年がたちました。かまけていた項目は突如として強制終了となり、なりゆきですが、いまさらですが、わたしは、自分のために生きるようになったのです。
レスリーの孤独、天性の喜劇性、スクリーンに映っただけで、ひとを幸せにする明星です。
DVDを取り寄せました。
欲望の翼、楽園の瑕、楽園の瑕終極版、そして大英雄(笑)
ところでわたしは両生類で、きのうはトップガン マーヴェリック7回目!
初の吹替え版を観てきました。
そのお話もこれから書いていきます。
たくさんの方がわたしのブログを読んで下さいますように。末長くよろしく。