
昨日のNHKテレビの連ドラ「スカーレット」と「チコちゃんに叱られる」を見て思った。
「スカーレット」では、ヒロイン喜美子の息子武志の病気が白血病と診断され、骨髄移植以外に治す手だてがないこと、適合する骨髄ドナーを探すことが困難なことから、余命をも告げられる母喜美子の、本人に告白すべきか悩む姿が切ない。
昨日の「スカーレット」を観ていて自然に涙が出てきてしまった。こういうドラマや映画を観てしまうと48年前をすぐに思い出してしまう。前のカミサンが二男出産直後に肝臓がんとわかり、余命1ケ月の宣告を医師から告げられた。本人にはがんであることを告げずにいたが、4ケ月後27歳の若さで他界した。
「チコちゃんに叱られる」では、『なぜ年を重ねると涙もろくなる?』に関心を持った。その根拠は「脳のブレーキが緩むから」が答えとして語られた。年令を重ねることで様々な経験をして、共感しやすくなるということと、加齢により脳のブレーキが弱くなるという。昨日の私は、人生最大のアクシデントの記憶を、脳のブレーキが緩んで出た涙だった。
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