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今朝の朝日新聞教育欄「かあさんのせなか」に掲載された五木ひろしさんのお話に感動!
大正生まれのおふくろという書き出しで、すぐに私と同じだと思った。私の母は大正4年生まれだが、五木さんのお母さんは歳からして大正末期の生まれだと思われる。
父親が家を出てしまい、女手ひとつで子どもを育ててきたお母さんの背中を見て、五木さんは売れない時期を耐えて歌手活動をして来たという。
ヒット曲を出したあと東京のアパートでお母さんと暮らすようになり、その後お母さんのために東京に家を建て、福井の実家も新築した。それが五木さんの恩返し、親孝行だと書かれていた。
名古屋の舞台稽古でお母さんの死に目には会えなかったようで、舞台初日を必死で務め楽屋で号泣したという。お母さんが亡くなって18年、いつもお母さんの存在は五木さんのなかにあり、いまもずっとつながっているという。死に目に会えなかったこと、葬儀の挨拶で嗚咽してしまった私と似ているなと思った。
五木さんとは比べものにならないが、前のカミサンが27歳で亡くなってから20年、実家を出ていたおふくろが二人の息子を面倒見ていたことを思いだし、五木さんの母親に対する感謝の気持ちは実によくわかる。
経済的、物質的な面で、おふくろに十分なことをしてやれなかった自分だが、気丈な母が孫を一生懸命育ててくれたことは、亡き妻も息子たちも心から感謝していると思う。
いまはカミサンとともに、20数年行っている朝のおつとめで、亡き妻と母を供養していくことが感謝の気持であると心に決めている。
おかあさんの背中、亡き妻への想いが伝わってきました。
共感していただいてありがたいです。