箱根路を歩く

先月20日、お母さんが里帰りから戻ってきたとき、上のお姉さんと一緒でした。そのお姉さんが明日九州に帰ります。短い間だったけど、ちょっぴり寂しくなります。

お父さんお母さんとお姉さんと一緒に箱根に一泊旅行に行ってきました。箱根路は秋の気配が少しずつ漂っていましたが、本格的な紅葉はこれからのようでした。箱根旧街道の甘酒茶屋をあとにして、お母さんとお姉さんは元箱根から海賊船に乗り、ボクとお父さんは車で桃源台に行きお母さんたちを迎えに行きました。

それから仙石原のススキの中に立ち寄って秋を満喫してきたようです。そしてまた桃源台に戻り、お母さんたちはロープウエイで大涌谷に行き、ケーブルカーで強羅に到着、お先に宿に到着しました。その間、お父さんとボクは長安寺に行って、五百羅漢を訪ね写真を撮ってきました。紅葉の頃はとても美しいところだそうです。そのあと強羅の旅館「けやき荘」で源泉かけ流しの温泉と美味しい食事で楽しい一夜を過ごしたようです。

ペットの泊まれる部屋は満室で、ボクは久方ぶりの車中泊でしたが、この頃夜中にお家の中でウンチをすることがあるものだから、お父さんお母さん心配してたけど、粗相もなく無事朝を迎えました。

その夜はお父さんもお母さんも、夜中にボクのお散歩をしてくれる予定だったらしいけど、二人ともすっかり寝入ってしまって朝までボクは一人ぼっちでした。でも、数年前に日本全国をまわった時のように、ボクはいい子で一人寝出来ました。お父さんが迎えにきてボクを抱き上げて車の外に降ろしてくれた途端、ボクはガマンしていたオシッコを一挙にしてしまいました。その日いい子していたボクに、お父さんお母さんはすごいご馳走をしてくれました。

それから今日はお母さんが町の文化祭で保健活動をしている間、お父さんがお姉さんの乳がんが再発しないように、24年間通っている高野山真言宗の日限地蔵に特別祈願にお姉さんを誘って行ってきました。本堂で護摩を焚いて「身体健固」を祈願してもらったのです。お姉さんはその間なぜか左目からだけ涙が出てきたそうです。不思議なことがあるものですね。来年もまた来てほしいとボクは思いました。