箱根長安寺五百羅漢
近年、長距離ドライブをすることが殆どなくなった。ハチの介護に始まって、亡くなってからの2年間は特にそうだった。ハチの存在と長距離ドライブの歴史というか、相関関係はホント明らかであるように思う。
小雨降る中、午前9時すぎに自宅をカミサンの運転で出発、長後街道から東名高速厚木インターに入る。そして中井パーキングで運転を代わり、御殿場インターで下りる。ここまで1時間40分、途中渋滞もなく走ることが出来た。
御殿場インターを出て御殿場線の跨線橋を過ぎてすぐに右折、いつもの花屋「はせがわ」で墓参り用の花を購入、ここではいつもお線香がサービスでついてくるので嬉しい。
そしてR138を山中湖方面に数分走り、R246の高架下を過ぎて一つ目の信号を右折、御殿場コシヒカリの里と銘打った田園地帯を富士霊園に向かって走る。しばらく農道を進むと、収穫間近の稲穂をバックに、鮮やかな赤いヒガンバナが咲き乱れていた。
富士霊園に着いたのは午前11時半、富士山は雨雲に覆われてまったく見えないが、いつ来ても雪の美しい富士山が脳裏に浮かぶ。香を手向けて合掌しつつ、これまでの感謝の気持ちと、これからも家族を見守ってくださいと願う。
久しぶりに忍野八海へ行こうと、東富士有料道路を利用して山中湖インターで下車、湧水池に隣接したみやげもの店「池本」で、忍野八海梅酢大根、まるごと椎茸などを買い込む。数年前までは、毎年2~3回訪れてここでドクダミなどが入ったお茶をまとめ買いして毎日飲んでいた。
忍野八海で驚いたのは、平日にもかかわらず中国の団体客が大勢いたことである。湧水池、土産店、駐車場など、周辺一帯中国の人が数百人はいたように思う。日本人は私とカミサンだけではないかと錯覚してしまうほどであった。
銀座や秋葉原などで、爆買いツァーの中国の人たちを見かけるのは知っていても、こんな田舎に大挙して観光に来ているのを知ったのは今日が初めてである。
帰りがけに御殿場温泉会館の立ち寄り湯に入る。浴場は決して広くはないが、3時間500円の入浴料で、窓越しの御殿場市街と富士山の壮大な景色がみられるので気に入っている。冷たい牛乳で水分補給して1時間ほど仮眠、ここからカミサンに運転を代わってもらって、次なる目的地箱根の長安寺へ向かう。
箱根湿性花園にも近いこの寺が好きで、とくに紅葉の季節が美しい。五百羅漢の羅漢さんの表情は、一体一体変化があって愛嬌もある。また、雨に濡れた羅漢像はしっとり感があっていい写真が撮れた。
ひきつづきカミサンに運転してもらって、西湘バイパスを横浜方面へひた走る。自宅に着いたのは午後6時すぎ、久方ぶりの208キロのドライブは、とても心地よかった。28/9/23
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