5月26日午前3時台のラジオ深夜便「にっぽんの歌こころの歌」は、ジャパニーズ・ポップスさだまさし集。
最初の曲は私も大好きな「精霊流し」。心に響く歌詞がいい。1974(昭和49)年さだまさしのグレープ時代の曲だ。
のちにさだまさしが自伝的小説として書き下ろし、さだまさしの母方のいとこが水の事故で亡くなった時の長崎の精霊流しの思い出がモチーフになっているらしい。NHKテレビドラマ、映画にもなった。
当時の私は、27歳の妻をガンで亡くして2年の時で、この「精霊流し」の4文字だけでも、心に深く響く思いがして時々唄ったが、家族を亡くした悲しみが、涙となって歌にならなかったこともあった。
2曲目からはソロデビュー後の名曲が続く。
昭和54年の「関白宣言」。この歌詞も素晴らしく一種の社会現象にもなってヒットした。亭主関白であっても妻を想う心の深さに感動したものである。
更に「サナトリウム」「風に立つライオン」が流れ、最後に約15分間もの長い曲「親父の一番長い日」が聴けた。息子二人の私には娘がいなかったが、娘の誕生から嫁ぐまでの親父の姿が目に浮かんだ。
さだまさしのLPを引っ張り出して久方ぶりにボリュームいっぱいに聴いてみた。彼の歌はいつ聴いても心に響く。このところ感動という文字から遠ざかっていただけに、ちょっと感想を書いてみたくなった。
今日はこれから箱根に一泊でカミサンと出かける。以前時々利用していた神奈川県民共済のグリーンハイツで、数か月かけて新旅館に生まれ変わった「緑樹山荘」を楽しみにしている。
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