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ハチの家文学館

ハチの家写真館(http://hachinoie.exblog.jp/)の文芸版

写真家 篠山紀信

2019年04月12日 12時22分01秒 | ハチパパのひとり言

朝日新聞文化・文芸欄掲載の「語るー人生の贈りものー写真家 篠山紀信」シリーズ8回目「女子大生 飾らない自然美」を読む。

1940年(昭和15年)生まれの篠山さんは、誰もが知ってる著名な写真家。私も若い頃からカメラを趣味としていたから、あのもじゃもじゃ頭と、グッと寄ってバシバシ撮る姿は強烈に覚えている。

今日の話題は篠山さんが撮影した週刊朝日の表紙で、女子大生シリーズ第1回1980年1月当時熊本大学生の宮崎美子さん。この時の印象が、当意即妙という感じじゃなくてゆっくり話すけど、ああこの人頭いいなってわかる。それにある種のイモっぽさ、飾らない自然美があるのもよかったと評している。宮崎さんは今もその通りで私もファンの一人である。

篠山さんは全天候カメラマンで、天気待ちは殆どせず、その時の一番いい魅力を引き出せればいい。その場の空気とその人のキャリアと、僕との関係性とかを総合的に考えて、テンションを高めるのか、緩めるのか、一瞬で読み取って撮るという。

アマチュアカメラマンの私であるが、篠山さんのこの考えには共感する。どんな天候でもその時の一番いい魅力を探し出して撮る。それと仏像写真家を気取る私は、仏像写真で有名な土門拳さんの撮影時の気迫、心の持ち方にも共通すると思う。

この頃、年のせいにして気力の衰えをすごく感じる。久しぶりに友人知人に会うと、「この頃撮ってますか?」とよく訊かれる。昔のように篠山紀信さんを真似て、グッと寄ってバシバシ撮る意気込みを実行したい。


 




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